里山ごはん

そぼろと卵を大豆で作る 肉を使わないお弁当 #193ベジミートの三色そぼろ丼&豆乳抹茶の蕎麦ぜんざい

本日は週一回のヴィーガンデーということで、バンブービレッジの会田さん監修のもと、週替りのテーマでヴィーガンメニューをご用意しています。今週は“和食”、美味しい旬の野菜とヴィーガンの方でも楽しめる工夫で、“和”ならではのお弁当を仕上げました。

素材提供:大谷里山農園様、まちだシルク農園様、佐藤商店様

いつもありがとうございます!

お弁当の献立

・ベジミートの三色そぼろ丼

・ヤーコンのきんぴら

・水菜の生醤油和え

・がんもどきと野菜の煮物

・白米

・自家製きゅうりのぬか漬け

・紅芯大根の酢漬け

・菊芋とキャベツの味噌汁

・豆乳抹茶の蕎麦ぜんざい

・紅茶

・ポンカン

 

ベジミートの三色そぼろ&ヤーコンのきんぴら

 

抹茶豆乳の蕎麦ぜんざい

 

各メニューの紹介

ベジミートの三色そぼろ丼

馴染み深い和風の味付けとその食べやすい形状から、好きな方も多い「そぼろ」。

通常、鶏挽き肉で仕上げるそぼろ丼ですが、本日はヴィーガンの方でも食べられるようにするため、ベジミートによるそぼろと、豆腐で作ったヴィーガン炒り卵で仕上げます。

バンブービレッジさんの新鮮な有機小松菜も盛り付け、春らしく鮮やかに三色揃った“そぼろ丼”を用意しました。

ベジミートのそぼろ

ベジミートミンチタイプは水に20分ほど浸して、鍋に湯を沸かして5分ほど茹でます。

ざるで水を切り、ベジミートを洗い、ぎゅっと絞ったら再び洗い、水切ります。

ぎゅっと絞ったベジミートを鍋に入れ、ひたひたの水、昆布出汁、酒、みりん、砂糖、自家製醤油を入れて8分程煮て下味をつけたら、一度汁を除き、みりん、砂糖、自家製醤油で再度しっかりと味付けし、ポロポロのそぼろにします。

ヴィーガン炒り卵

木綿豆腐にクッキングペーパーを巻きつけ、重石をし、2時間ほどかけて水切りをします。

フライパンに水切りした豆腐を入れ、木ベラでポロポロになるように崩しながら炒めます。

水分がなくなったら、豆腐1丁につき、ターメリック小さじ1、ヒマラヤ岩塩小さじ1、ニュートリショナルイースト小さじ1を入れてよく炒めます。

少し焼き色がついたほうがより炒り卵らしくなるように思います。

小松菜はよく洗い、塩を入れて色良く茹たら細く切っておき、ベジミートのそぼろ、木綿豆腐の炒り卵、小松菜を乗せればヴィーガン三色丼の完成です。

ベジミートは工程が多くなりますが、丁寧に調理することで、元々のくせのある匂いを取り除け、食べやすく、また本物の肉のような味や香りを出すことができます。

炒り卵も岩塩による卵らしい香りと、ニュートリショナルイーストによるまろやかさとで、本物のそっくりの風味を演出でき、見た目も味もかなり“そぼろ丼”に近いものにできたように思います。

ともに大豆由来なのでサラッと食べられるのも嬉しい一方、しっかりとした味付けはご飯に染み込みしょ進みます。食べやすく美味しい一品になりました(^^)。

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ヤーコンのキンピラ

お店などでもあまり見ることのない“ヤーコン”。このヤーコンが日本で栽培されるようになったのは1985年以降のことですので、比較的まだ歴史的にも浅い食材だったりします。

現在日本で栽培されているヤーコンは、その1985年にニュージーランドから輸入されたものが増殖されたもので、今回はバンブービレッジさんが自然栽培で育てられたヤーコンを“きんぴら”にしていただきます。

ヤーコンは良く洗い、ピーラーで皮をむいて、斜めにスライスしてから、太めの千切りにします。

フライパンにごま油をひき、ヤーコンを入れ、酒、みりん、砂糖、自家製醤油、自家製柚子胡椒を、加えよく炒めます。

炒めると水分が出ますので、一度ヤーコンだけ取り出して、煮汁を煮詰めたら再度ヤーコンを戻し、白入りごまを振れば完成。

さつまいもに見た目は似ていますが、食べると蓮根のようなシャキシャキっとした食感、味はさつまいものような甘さを持っている不思議な食材です。

ヤーコンは“究極のダイエット野菜”と言われるほどヘルシーで、フランクオリゴ糖による高い整腸作用効果や、ポリフェノールによるアンチエイジング効果も期待できる万能野菜です。独特な味わいですが様々な調理方法でしっかりと食べておきたいですね(^^)。

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豆乳抹茶の蕎麦ぜんざい

和風なお弁当に合わせるデザートとして、本日は蕎麦粉を使った“ぜんざい”を用意しました。蕎麦粉と白玉粉を練り上げることでツルンとしたモチモチ美味しい白玉に仕上がります。

ボウルにそば粉200gと白玉粉200gを入れたら、水400mlを少しずつ注ぎよく捏ねます。半分は紅い団子用にとり、食紅を混ぜます。

500円玉程度の大きさで団子状にし、真ん中を凹ませたら、お湯を沸かした鍋で茹で、浮きあがってきたらザルに揚げて水気を切り、器に盛り付けます。

豆乳800ml、抹茶パウダー大さじ2、砂糖大さじ4を鍋で温め、器に注ぎ、ゆであずきを添えれば完成。

きみどり色の豆乳に桃色の白玉が浮かぶ、まさに春らしいデザートです。モチモチっとした白玉に、甘み強くなく優しい味わいの豆乳が良く合い、ほっと落ち着く一杯となりました(^o^)。

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「里山ごはん」とは?

NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。

美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。

この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へも、一食1,000円(税込)でご用意させていただいております。

施設の昼食としてお作りするものですので、①メニューは日替わりで1パターンのみ、②12時半にお食事を提供、③前日午前中までの完全予約制、ではございますが、それでもご希望いただける方は、「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。

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ABOUT ME
高井 大輔
横浜市出身、東京都町田市在住。 学生時代に“大学ボランティアセンター”づくりを目指し活動し、卒業後そのままセンターの職員に。大学周辺に福祉施設が不足していることを知り、大学を退職。障害福祉を扱う会社とNPOを設立。現在、施設運営を行いながら、「自ら生きる」をテーマとした生活づくりを実践中。