本日はいただいたキムチを使って、一風変わった“豚キムチ”をベースに、中華風に寄せたお弁当にしました。
素材提供:天野様、れもねゑど様、まちだシルク農園様、佐藤商店様
いつもありがとうございます!
お弁当の献立
・ロール豚キムチ
・塩レモン餃子
・ブロッコリーと菜の花の中華和え
・大学芋
・自家製ぬか漬け
・紅芯大根の酢漬け
・雑穀米
・わかめとえのきの中華スープ
・ざくろのベイクドチーズケーキ
・紅茶
各メニューの紹介
ロール豚キムチ
豚とキムチとを一緒に炒める料理、いわゆる“豚キムチ”は、韓国では“キムチポックム”と呼ばれ、馴染み深い家庭料理として古くから多くの方に愛されています。
韓国では昔から、発酵がすすんで酸っぱくなったキムチを加熱することでその酸味をマイルドさせるため、炒め物やチゲ(鍋)に使われることが多かったようですが、キムチポックムは代表的なその一つとされてきました。
日本では30年前頃、加熱調理が原則とされる博多の屋台にて、キムチを提供するために豚肉と炒められたというのが発祥と言われたりしていますが、ハッキリとした記録は無く、その噂の真相は定かではありません。
しかし、“豚キムチ”を題材にした某有名カップラーメンが20年前には販売されていたことから、その頃にはすでに“豚キムチ”という名称が国内では一般的なものになっていたように思われます。
本日はこの豚キムチをお弁当に盛り付けやすいロール状にして、仕上げていきます。たくさんいただいたキムチをジューシーな豚肉で包み、その美味しさを一緒にいただきたいと思います(^^)。
キムチは2センチほどに切って、漬け汁は別にとっておきます。
黄色のパプリカと椎茸はスライスし、長ネギは斜め切り、ニラは3センチほどに切ります。
豚ロースの薄切りを広げて、切ったキムチを中に入れ巻いたら、フライパンに油をひき、中火で焼き、焼き色がついたら弱火にして蓋をし、更に5分ほど焼き、皿に移します。
フライパンにはそのまま油をひき、切った野菜を炒め、キムチの漬け汁をいれて味をつけます。お弁当に盛り付け野菜を乗せれば完成。
天野さまからいただいた自家製キムチにはしっかりと味もついているため、他の調味料は使用せず、キムチ自体の味を活かしてみました。誰もが知るように豚肉とキムチの相性はとても良く、濃厚な風味をさっぱりと美味しくいただけます。
キムチは思ったより歯ごたえがよく、色んな方が食べられるような場合には、千切りにするなどして細かくしたキムチを使用した方が良かったりもします。
試される方はそのあたりも是非試行錯誤してみてください(^^)。
塩レモン餃子
レモンとともに熟成させることで、旨味や香り更には栄養面でも優れる万能調味料“塩レモン”を本日は焼餃子に使用します。
肉汁溢れるジューシー焼き餃子に塩レモンを混ぜることで、さっぱりと食べれる爽やかなレモン風味の餃子となります。全体的にしっかりと味付けされる中華風弁当ですが、その中にさっぱりとしたレモンの風味を感じる一品が加わると、また一層全体的なバランスも良くなってきます(^o^)。
以下餃子25個分の分量で記載します。
ボウルに、豚ひき肉150g、ニラ半束、キャベツ3枚、フードプロセッサーにかけた塩レモン大さじ2、ごま油小さじ2、片栗粉大さじ2を入れて、よく混ぜます。
このタネを餃子の皮に包んだら、熱したフライパンに油をひき、餃子を置いて蓋をして、蒸し焼きにすれば完成。
味付けはシンプルに塩レモンだけにしていますが、しっかり味がついているので、漬けだれ要らずで美味しく食べられます。
塩レモンが熟成されている為まろやかになり、餃子の各具材と馴染みやすく、心地よく爽やかな酸味を感じる春らしい餃子となりました(^o^)。
ざくろのベイクドチーズケーキ
“ざくろ”は世界各地で栽培されている果物で、日本では観賞用として植えられてきましたが、その為か国産のざくろは酸味が強いものが多く、海外産の甘味の強いものがスーパーなどではよく見られたりします。
プチプチっとした食感も特徴的ですが、そのまま食べてもちょうどよいほどに甘酸っぱく美味しいのですが、本日はこのざくろの実を濃厚なチーズケーキに入れて焼き上げます。
なお以下分量は、15センチの底の抜けるタイプのスクエア型2個分で記載しています。
ざくろ1個は半分に割り、中身を出しておいておきます。
フードプロセッサーにクリームチーズ400g、生クリーム300g、卵4個、グラニュー糖140g、無農薬レモンの果汁大さじ2、薄力粉50gを入れてよく攪拌します。
クスエア型に製菓用スプレーをかけ、生地を半分入れたら、ざくろを散らし、残り半分を入れます。
オーブンを170度に余熱し、40分焼きます。焼き上がったらしばらくいておき、盛り上がった生地が落ち着いてきたら、カットして皿に盛り付け、生クリームとざくろを添えます。
本日はざくろを使ってみましたが、クリーミーなチーズケーキとざくろの甘酸っぱい風味が良く合い、また、柔らかな生地の中で感じるプチプチ感は果実の特徴がよく表れていたりします。
チーズケーキ自体のレシピはとても簡単で、材料をフードプロセッサーに入れるだけで、美味しいケーキに仕上がります。この生地をベースに好きな素材を加えることでお好みのケーキにして、楽しんでみてください(^^)。
「里山ごはん」とは?
NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。
美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。
この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へも、一食1,000円(税込)でご用意させていただいております。
施設の昼食としてお作りするものですので、①メニューは日替わりで1パターンのみ、②12時半にお食事を提供、③前日午前中までの完全予約制、ではございますが、それでもご希望いただける方は、「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。
※ 記載している内容は投稿時のものです。随時修正を加えてはおりますが、現状と内容が異なる場合もございますので、御了承ください。