里山ごはん

自家製味噌で食べる群馬名物ひもかわうどん #155味噌煮込みうどん&生姜稲荷【東京里山ごはん】

素材提供:㈱岡直三郎商店 岡様

いつもありがとうございます。

本日の献立

・生姜稲荷

・風呂吹き大根 柚子味噌添え

・小松菜の胡麻和え

・紅芯大根の酢漬け

・味噌煮込みうどん (ひもかわうどん)
柚子胡椒添え

・紅白白玉汁粉

・三年番茶

 

味噌煮込みうどん&生姜稲荷

 

 

各メニューの紹介

味噌煮込みうどん

幅広で薄い“ひもかわうどん”。群馬県一部地域の郷土料理として、古くからあるうどんの一つですが、群馬に工場をもつ老舗醤油屋“岡直三郎商店”社長の岡さまより素材提供いただきましたので、本日のランチに使わせていただきます。

農園の外では、バンブービレッジさんが味噌の仕込みをしていますので、自家製味噌を使った身体温まる味噌煮込みうどんにしました。

多摩草むらの会の干し椎茸は、前の晩から水につけておきます。

大きな鍋に、水と昆布出汁、干し椎茸を戻し汁ごと入れる。

大根と人参は拍子切り、山東白菜、ノラボウは食べやすい大きさに切ります。カブはスライスし、葉も入れます。

油揚げと厚揚げを切っていれ、野菜が柔らかくなるまで煮ます。

具材を煮ている間にひもかわうどんを茹でて、水にさらしておきます。

野菜が煮えたら、自家製味噌、みりん、自家製醤油をいれて味を整えます。

うどんはクタクタになるのを防ぐ為煮込まずに、丼に入れて上から具沢山の汁をかけ、刻み葱をちらし、自家製柚子胡椒を添えれば完成。

麹たっぷりの自家製味噌は旨味が濃く仕上がっていて、味をしっかり感じられるバンブービレッジさんの自然栽培で育った野菜とよく合います。

幅広で薄いひもかわうどんはツルンと喉越しがとても良く、大きい見た目から想像できないくらい食べやすいうどんです。

あつあつの汁とともにじっくり煮込まれた野菜たち、美味しいうどん。身体ポカポカ温まる自家製柚子胡椒とともに美味しくいただける一杯となりました。

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生姜稲荷

先日お弁当で出させていただいた“生姜ご飯”がとても好評でしたので、本日はこの生姜ご飯をうどんと一緒に食べやすい“いなり”にしました。

簡単に作れますが、生姜の魅力あふれる香り、味が釜全体に広がって、驚くほど美味しくできますので、とてもオススメです(^^)。

まず、生姜ご飯を作ります。米4合、昆布出汁小さじ2、酒大さじ2、自家製醤油大さじ2をよく混ぜ、バンブービレッジの無農薬生姜40gを千切りに上に乗せて炊きます。

油揚げ(10枚)の上で菜箸を転がし皮を剥がしやすくしたら、半分に切って中を広げ、袋状にし、湯通しします。

鍋に水300mlと砂糖大さじ5、みりん大さじ1、自家製醤油大さじ3を入れて、油揚げを汁気が少なくなるまで煮ます。

粗熱を取ったら、油揚げはギュっと絞り、生姜ごはんを中に詰めます。お弁当に盛り、南天の葉を飾れば完成。

ジュワーっと美味しさしみでる油揚げの中から生姜の風味があらわれます。生姜の辛味は強くありませんので、どなたでも美味しく楽しめるかと思います。

稲荷寿司の由来となった稲荷神社は商売繁盛や豊作を叶える神様として有名ですが、今年の皆さんの繁盛や豊作を祈って、この“生姜稲荷”をいただきますm(_ _)m

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ふろふき大根

バンブービレッジさんの立派な無農薬大根。一本で充分皆さんに食べていただけるだけの量がとれる程の大きさですが、本日はこれをふろふき大根にします。

ふろふき大根の名前の由来は諸説ありますが、昔風呂で汚れを落とすために息を吹きかけていた様子が、あつあつの大根を食べる姿に似ていたため“風呂吹き”と言われるようになったというのが有力なようです。

寒い日に嬉しいあつあつの“風呂吹き大根”。身体を温めるのに効果的な自家製の柚子味噌を添えて美味しくいただきます。

大根は洗って、ピーラーで皮をむき2㎝ほどの厚さでにいちょう切りにします。

鍋に米のとぎ汁を入れ、大根が柔らかくなるまで茹でます。茹で上がったらザルにあげておきます。

柚子3個分の果汁と自家製味噌100gに砂糖180gとみりん大さじ2を入れてよく混ぜ、柚子味噌を作ります。

柚子の皮を千切りにし、ふろふき大根の上に柚子味噌を垂らし、柚子の千切りを添える

甘い味噌ダレからは心地よい柚子の香りがしっかりと感じられ、じっくりと煮込まれたホクホクで淡い味わいの大根が本当に美味しく食べられます。

寒い冬にオススメの“ふろふき大根”。大根がたくさんある時期に何度も食べておきたい一品です。

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紅白白玉汁粉

“小豆”色は魔除けの色といわれますが、邪気を祓い、厄よけのチカラがあるとして、お祝い事や季節の行事によく登場する食材です。

本日の食後の甘味は“紅白白玉汁粉”です。手軽に作れる白玉を半分は紅くすることで、小豆の中に浮かぶ紅白がキレイな新年らしいデザートとなります。

汁粉づくり

小豆500gはよく洗って鍋に入れ、沸騰したら5分ほど煮て、茹でこぼします。

再び厚手の鍋に小豆を戻し、水をひたひたに入れて、アクをとりながら、水が減ったら足し、柔らかくなるまで1時間ほど煮ます。

小豆が、柔らかくなったら、水を足して、砂糖400gと塩ひとつまみ入れ10分ほど煮れば汁粉の出来上がりです。

紅白白玉づくり

所縁があるわけでもないのですが、やっぱり使いたくなってしまうのが、筆者と同じ名前の“たかい食品”の白玉粉。

今回もたかい食品さんの白玉粉で白玉を練り上げていきます。

ボウルに白玉粉250gを入れたら、水200gを少しずつ注ぎ、捏ねていきます。気温や湿度によって水を少し足しても良いかと思いますが、入れすぎには注意です。

耳たぶくらいの固さになり、生地がまとまるようになったら500円玉くらいの大きさに丸め、火の通りを良くするため真ん中を少し凹ませます。

鍋で沸騰させたお湯に入れて茹で、浮き上がってから1分ほど経ったら、ザルで掬います。

同じ分量で、食紅を少量(商品によりますが添付の匙一杯程度)を入れ、ピンク色に着色した白玉も作ります。

掬った白玉は氷水に入れて置きます。

全て出来上がったら器に汁粉を注ぎ、紅白白玉を浮かばせれば完成。

砂糖はすこし少なめにしたため、甘過ぎず優しい味わいの白玉汁粉に仕上がりました。心も身体もじんわりと温まります。

白玉は扱いやすく失敗もしにくいので、手軽に様々な使い方ができます。汁粉づくりには少し時間が要りますが、小豆の美味しさを満喫できる、冬には嬉しい食後の一杯になりますので、時間があるときには作っておきたいものですね(^o^)。

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「東京里山ごはん」とは?

NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。

美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。

この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へも、一食1,000円(税込)でご用意させていただいております。

施設の昼食としてお作りするものですので、①メニューは日替わりで1パターンのみ、②12時半にお食事を提供、③前日午前中までの完全予約制、ではございますが、それでもご希望いただける方は、「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。

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ABOUT ME
高井 大輔
横浜市出身、東京都町田市在住。 学生時代に“大学ボランティアセンター”づくりを目指し活動し、卒業後そのままセンターの職員に。大学周辺に福祉施設が不足していることを知り、大学を退職。障害福祉を扱う会社とNPOを設立。現在、施設運営を行いながら、「自ら生きる」をテーマとした生活づくりを実践中。