本日の献立
・キンパ
・カブと干しエビのチヂミ
・紅芯大根と小松菜のナムル
・カムジャタン
・白花豆の蒸しパン
・炒り豆
・コーヒー
各メニューの紹介
キンパ
“キンパ”というのは韓流ブームと合わせて日本国内にも広まった言葉で、今ではある程度一般的なものとなっているかと思います。「韓国風の太巻き」を指して、こう呼ぶ場合が多いですが、節分の時期にはスーパーなどでも惣菜コーナーに良く並んでいたりしますね(^^)。
韓国の言葉で「キム」が海苔、「パプ」がご飯を意味し、「kimbap(キンパプ)」というのが正しい表記のようですが、より実際の発音に近い“キンパ”という呼び名が、日本ではメジャーとなっています。
以下記載の分量で太巻き10本を、作っています。
ご飯4合を炊き、ごま油と塩で味をつけておきます。卵6個を割りほぐし、塩とみりんをいれて、厚焼き卵をつくります。
椎茸10枚はスライスして、ごま油をひいたフライパンでしんなりするまで炒めたら、自家製醤油を入れて味を付けます。
バンブーの人参3本ほどはスティック状に切り、フライパンに少量の水と酒をいれて、蓋をして、蒸し煮にします。
フライパンに油をひき、黒毛和牛800gほどを入れて炒め、にんにくと生姜のすりおろし、焼肉のタレを回しかけ、味をつけて、その後余熱をとります。
バンブービレッジの無農薬小松菜は、塩を入れて茹で、水に晒してぎゅっと絞り、半分に切り、ごま油と塩胡椒で味をつけておきます。
巻き簾に海苔をおき、手前から1/3ほどにご飯150gを薄めに広げ、奥側に少しご飯の土手を作っておきます。
中央に人参と卵を一本ずつ置き、その間に椎茸、牛肉、小松菜を乗せたら、手前からぎゅっと巻いていきます。
巻き終わりを下にして、しばらく馴染ませてから、よく切れる包丁で切ります。
焼き肉を巻きつけるキンパは、ごま油の香りと甘辛いタレとで、子どもから大人まで食べやすい味付けになっているかと思います。お刺身などを使う“太巻き”と違い、生ものを使わない点は、お弁当としても使いやすかったりします。
ご飯の分量や具の置き方を少し工夫することで、簡単にキレイな太巻きを作ることができますので、普段なかなか上手く巻けないという方は、是非参考にしてみてください(^^)。
カムジャタン
“カムジャタン”は韓国の鍋料理で、豚の骨付き肉をピリ辛のスープで煮込むものを言います。
“カムジャ”は韓国語で、じゃが芋のことを指しますが、バンブービレッジさんのトロトロのじゃが芋を使い、美味しい煮込み料理に仕上げていきたいと思います。
以下約10人分の分量で記載します。
豚のスペアリブ1200gほどは、肉にフォークで穴をあけて塩を振りよく揉み込んで、しばらく置いておきます。
お鍋に水を注ぎ、スペアリブ、ネギの青い部分3本分、生姜大きいもの1個とにんにく2欠片分をすりおろしていれて、5分ぐらい茹でます。
茹でたら、一度臭みを取るために水で洗います。
圧力鍋に移し、長ネギ3本分を斜め切りにし、スライスした生姜、おろしにんにく、中華だし大さじ2、砂糖大さじ1、みりん大さじ2、酒60ml、韓国料理用万能の素大さじ4を入れて20分ほど煮ます。
圧力のピンがおりたら蓋をあけて、半分に切ったじゃが芋10個分と、斜め切りした日野菜3本分を入れ、自家製麦味噌大さじ3、自家製豆板醤小さじ1と甜麺醤小さじ1、すり胡麻大さじ3、自家製醤油大さじ1を入れて野菜が柔らかくなるまで煮込みます。
器に盛りつけたら、刻んだ小ねぎと糸唐辛子を乗せれば完成。
寒い日に嬉しいアツアツのスープには、骨ごと煮込んだ豚の旨味が凝縮されていて、それだけでもとても美味しいのですが、煮込まれたじゃが芋や日野菜もその出汁をしっかりと吸収していて、具材自体もなんとも言えない美味しさになっています。
中でも丁寧に仕込んだ豚肉が素晴らしく美味しく、豚臭さなどは全くないトロトロの塊に仕上がりました。噛めばほろっとトロけ、旨味がしっかりと口に残ります。
十分にメイン料理となる、ボリュームと美味しさをもった一品となりました(^^)。
カブの葉と干しエビの一口チヂミ
お馴染みの韓国料理“チヂミ”ですが、本日は、そのままお弁当に盛り付けられる一口サイズに焼き上げていきます。
チヂミの粉500gは水で溶いて、バンブービレッジさんのカブの葉3個分、ニラ1束、干しエビ大さじ5を入れてよく混ぜます。
フライパンにゴマ油をひいて、チヂミ生地を大きめのスプーン一杯分ほど丸く広げ、両面をよく焼いていきます。
お弁当に盛り付け、酢、砂糖、ごま油、自家製醤油、粒胡麻を混ぜたタレをかけていただきます。
一口サイズではありますが、外はカリっと、中身はモチっと、しっかりとチヂミの美味しさそのままに焼き上がっています。
干し海老の香ばしさが、チヂミ生地の風味やごま油とも相性が良く、フワッと広がるその香りがたまりません。
紅芯大根と小松菜なナムル
色鮮やかな紅芯大根。お弁当に少しでも入るとその彩りもグッと良くなりますので、お弁当づくりの際にはついつい使いたくなる野菜の一つでもあります。
本日はこの紅芯大根を細切りにしてナムルにしています。定番である小松菜のナムルも一緒に添えていますが、それぞれがもつこの濃い2色が揃うと、その並びもまた一層キレイなものに見えてきます。
紅芯大根はスライサーで千切りにし、ボウルの中で、塩胡椒、ごま油、すりおろしにんにく、粒胡麻をいれてよく混ぜます。
小松菜はよく洗い、塩をいれて茹で、ざるにあげてギュッと絞ったら、2㎝ほどに切り、紅芯大根と同じ調味料で和えます。
シンプルな味付けではありますが、バンブービレッジさんが自然農法で育てる野菜それぞれ味も濃厚ですので、美味しさしっかりと味わうことができます。
紅芯大根は一般的な大根に比べ甘味も強いので、程よい塩加減とともに、優しい味付けで、その甘さも楽しめることと思います。ボリュームあるお弁当の中で、サッパリと口直しにもなる、野菜の旨味たっぷりのナムルです。
「東京里山ごはん」とは?
NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。
美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。
この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へも、一食1,000円(税込)でご用意させていただいております。
施設の昼食としてお作りするものですので、①メニューは日替わりで1パターンのみ、②12時半にお食事を提供、③前日午前中までの完全予約制、ではございますが、それでもご希望いただける方は、「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。
※ 記載している内容は投稿時のものです。随時修正を加えてはおりますが、現状と内容が異なる場合もございますので、御了承ください。