本日は、佐藤さんのお土産、福井名物“越前おろし蕎麦”をメインにしたランチです。同じく、福井名産の羽二重織りにちなんで作られた名物“羽二重餅”をデザートに添えています。
素材提供:佐藤様、大谷里山農園様、バンブービレッジ様
いつもありがとうございます!
昼食の献立
・越前おろし蕎麦
・干し人参としらすの炊き込みご飯
・里山農園の筍の磯辺揚げ
・椎茸とささみの磯辺揚げ
・のらぼう菜の人参ドレッシング和え
・紅しぐれ大根の甘酢漬け
・八朔ゼリー
・羽二重餅(はぶたえ餅)
各メニューの紹介
越前おろし蕎麦
“越前おろしそば”は、福井県で主に食される蕎麦のことで、福井県では「そば」といえば「越前そば」のことを指すようです。
冷たい蕎麦に冷たいツユ、大根おろしに刻み葱が、越前そばの基本的なスタイル。室町時代頃にこの越前にて、飢饉時等の非常食として蕎麦の栽培が奨励されていたことが由来のようで、今では、郷土料理百選の一つにも選定されるほどの有名なものとなりました。
大根おろしを用いるのは、蕎麦つゆも醤油もない時代にそばを大根汁につけて食べたことが起源のようで、今でもこの大根おろしこそが“越前そば”の象徴となっているかと思います。
今回いただいたのは、全国そば打ち名人大会で優勝したという安久義二名人監修の“田舎おろし蕎麦”という商品。この田舎おろし蕎麦を、たっぷりのお湯で10分ほど茹で、水で良く洗ってざるにあげます。
おろし金で大根おろしを作り、あさつきは、みじん切りにします。
丼に田舎蕎麦を盛り、冷たいつゆを注ぎ、上におろし大根と、あさつきを乗せれば完成。
太めでコシのある麺が、喉越しも歯ごたえもたまらなく良く、とても美味しい“越前おろし蕎麦”。7割以上そば粉を使った蕎麦は、香りもしっかり楽しむことができ、大満足の一杯です。
この太麺と大根おろしの相性がまたとても良く、ボリューム感がしっかりとありながらも、どなたでもさらっと食べることができます(^^)。
里山農園の筍の磯辺揚げ
大谷里山農園の筍を掘ってすぐ、その風味を損なうことなく磯辺揚げにします。掘りたての筍はえぐみも全くなく、そのまま美味しくいただけます。
掘り立てな筍は皮をむいて、食べやすい大きさに切ったら、天ぷら粉と青のりでつくった衣に、そのままくぐらせます。
からりと揚げれば完成。
掘りたての筍は旨味と甘みも素晴らしく、これだけで春という季節が待ち遠しくなってしまうほど。
天ぷらにするだけでも十分美味しいですが、青のりのもつ磯の香りが筍ととてもよく合います。散りばめられた緑色が、お弁当をキレイにしてくれるのも嬉しいです(^o^)。
干し人参としらすの炊き込みご飯
バンブービレッジさんが自然農法で育てる人参を、冬の寒い時期のうちに切り干しにしています。手軽に味や色を足すことができる便利なものですが、本日はこれを旬のしらすとともに炊き込み、越前蕎麦に添えたいと思います。
米5合は洗って、30分ほど水につけます。炊飯器にセットし、昆布出汁小さじ2、塩小さじ1、自家製醤油大さじ2を入れてよく混ぜ、自家製切り干し人参としらすを乗せて炊きます。
切り干し人参は戻さずにそのまま使えますので、手軽に炊き込むことができます。
じゃこの美味しさが釜全体に広がり、和風の味付けのご飯としっかりと混ざり合い、これだけでも美味しく食べられる一杯となりました。人参の旨みも一緒に楽しめます。
さらっと食べられるお蕎麦とともにご飯がひとつあると満足感もたっぷりです(^^)。
「里山ごはん」とは?
NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。
美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。
この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へも、一食1,000円(税込)でご用意させていただいております。
施設の昼食としてお作りするものですので、①メニューは日替わりで1パターンのみ、②12時半にお食事を提供、③前日午前中までの完全予約制、ではございますが、それでもご希望いただける方は、「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。
※ 記載している内容は投稿時のものです。随時修正を加えてはおりますが、現状と内容が異なる場合もございますので、御了承ください。