里山ごはん

山菜や筍を使った春を感じるお弁当 #214大豆と筍の炊き込みご飯&せりとこごみの天ぷら【里山ごはん】

里山の風景も次第に緑色が多くなってきましたが、今の時期に身体良いとされている山菜の新芽を盛り込んだ、自然の魅力を感じるメニュー満載のお弁当に仕上げてみました。たっぷりの自然の恵みに感謝して、本日もいただきます。

素材提供:金子様、大谷里山農園様、まちだシルク農園様、天野様、バンブービレッジ様

いつもありがとうございます!

お弁当の献立

・筍と大豆の炊き込みご飯

・アスパラとズッキーニの肉巻き

・フキとがんもの煮付け

・文旦とセロリと大豆のサラダ

・せりのかき揚げ

・こごみの天ぷら

・のらぼう菜の胡麻和え

・手作りたくあん

・紅芯大根の甘酢漬け

・大根ときのこの味噌汁

・苺アイス まちだシルクメロン添え

・紅茶

 

大豆と筍の炊き込みご飯&山菜の天ぷら

 

各メニューの紹介

筍と大豆の炊き込みご飯

大谷里山農園でとれた美味しい筍を、バンブービレッジが自然農で育てた大豆とともに炊き込みご飯にしていきます。

どちらも本当に美味しい食材ですが、事前に水煮にしておくことで、簡単に美味しいご飯にすることができます(^^)。

筍は予め水煮にしておき使います。筍は、食べやすい大きさに切り、薄くスライスしておきます。

米5合は研いで30分ほどおいた後、炊飯器にセットして、水を5合より少なめに入れ、昆布出汁大さじ1、自家製醤油大さじ2、みりん大さじ1、塩小さじ1、白だし少々を入れ、上にバンブービレッジさんが育てたの有機大豆の水煮と、スライスした筍をのせて炊けば完成。

優しい美味しさをいっぱいに感じられる2つの素材ですが、コリッとした筍、そしてホクっとした大豆、ともに食感も素晴らしく、お弁当用に特別に用意しているモチモチ感が強いお米と相まって、シンプルですが、贅沢なほど美味しい炊き込みご飯に仕上がりました。

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せりのかき揚げとこごみの天ぷら

夏に花を咲かせる“せり”ですが、その前である春先に柔らかい芽をグングンと伸ばしますので、自生しているものについては、今の時期に採れるものが特に美味しいとされています。

大谷里山農園では、池の近くの湿り気のある場所でこのせりを見つけることができますので採れたてのものを、同じく農園で採れた“こごみ”とともに天ぷらにします。

せりはよく似た植物もありますので、香りから“せり”であることをしっかり確かめてから使うようにしたほうが良いです(^^)。

里山農園で採ったせりは洗って、食べやすい大きさに切り、玉ねぎはスライスします。

ボウルに天ぷら粉を水で溶いて衣をつくり、せり、玉ねぎ、桜えびを入れてかき混ぜたら、180度の油に入れてからりと揚げます。

こごみも天ぷら粉にくぐらせ、さっと揚げます。

クセの少ない今の時期のせりは、甘さを感じる玉ねぎとともにかき揚げにすることで、とても食べやすく、その美味しさを誰もが楽しめるかと思います。

こごみは、わらびなどに比べてアクなども少なく、採れたてであればそのままでも食べられます。香りの面では山菜らしい風味が十分に感じられるものの、味は淡白ですので、ボリュームも出せる天ぷらにするとその魅力を存分に活かすことができます(^^)。

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文旦とセロリと大豆のサラダ

高知に移住された金子さんより、箱いっぱいにいただいた文旦。保存しておいた最後の一つは、さっぱりと仕上げるサラダに使わせていただきました。

高知産の文旦は、皮をむいて、中身を取り出しておきます。セロリは斜めに薄くスライスし、きゅうりは半分に切ってから斜めに薄くスライスします。

ボウルに、文旦、バンブーの大豆の水煮、セロリ、きゅうりを入れ、自家製人参生ドレッシングで和えれば完成。

自家製の人参ドレッシングは野菜の美味しさたっぷりで、そこにシャッキリとしたセロリと柑橘の爽やかな風味が加わり、ボリュームあるおかずの間に食べたくなる、さっぱりしたサラダに仕上がります。

さらにここに濃厚なまろやかさと甘みをもった大豆が入ることで、味わいも食感も広がり、食べやすさも増します。

色も鮮やかな野菜たっぷりのサラダ、お弁当の空いたスペースに是非添えてみてください(^o^)。

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「里山ごはん」とは?

NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。

美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。

この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へも、一食1,000円(税込)でご用意させていただいております。

施設の昼食としてお作りするものですので、①メニューは日替わりで1パターンのみ、②12時半にお食事を提供、③前日午前中までの完全予約制、ではございますが、それでもご希望いただける方は、「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。

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ABOUT ME
高井 大輔
横浜市出身、東京都町田市在住。 学生時代に“大学ボランティアセンター”づくりを目指し活動し、卒業後そのままセンターの職員に。大学周辺に福祉施設が不足していることを知り、大学を退職。障害福祉を扱う会社とNPOを設立。現在、施設運営を行いながら、「自ら生きる」をテーマとした生活づくりを実践中。