某大学の修士論文発表会後のディナータイム用お弁当としてご注文いただきました。春を感じる和食ベースのお弁当にしています。
お弁当の献立
・生姜桜ご飯
・ローストポーク ハニーマスタードソース
・紅芯大根の切り干しと大豆のサラダ
・金目鯛の煮付け
・里芋 椎茸 がんもの煮物
・菜の花のおひたし
・柚子釜れんこん酢
・人参の蜂蜜煮
・ジェノベーゼマヨネーズのペンネサラダ
・ヒレカツ
・わかさぎの天ぷら
・ふきのとうの天ぷら
・自家製きゅうりのぬか漬け
・紅芯大根の酢漬け
・メロン豆乳プリン
各メニューの紹介
ローストポーク
石窯文化が根付くヨーロッパの伝統料理“ローストポーク”は、晴れの日のメニューに使われることも多いパーティーメニューとしても有名です。
火加減が難しそうにも見えますが、一度フライパンで焼き、その後オーブンに入れ、最後に余熱で休ませるという3段階での火入れによって、パサつくことなく、しっとりジューシーに仕上げることができます(^^)。
豚ロース肉の塊1キロほどは半分に切り、表面をフォークで刺して穴をあけたら、すりおろしにんにくと塩胡椒、ハーブソルト刷り込みよく馴染ませて、半日ほど置きます。
フライパンにオリーブオイルをひき、肉を転がしながら、表面をこんがりとまんべんなく焼きます。
オーブンを160度に余熱し、オーブン皿にクッキングペーパーを引いた上に肉を乗せ、25分程焼きます。
焼けたらアルミホイルで全体を覆い、15分ほど休ませ、良く切れる包丁で薄くスライスします。
肉を焼いたフライパンには、バター24g、はちみつ大さじ4、白ワイン大さじ4、粒マスタード大さじ1.5を入れ、よく混ぜ、ハニーマスタードソースを作ります。
お弁当にローストポークを盛り付けたらこのソースをかけ、完成。
外は香ばしく焼き上がり、中までしっかりと火が通っているものの、ポーク自体には赤みも残り、ふわっとした柔らかな食感と、とろける肉の脂を一緒に味わうことができます。
ハニーマスタードソースがまた絶妙な味わいで、ローストポークの美味しさを引き立ててくれます。
本当に美味しい一品ですが、失敗もしにくい作り方ですので、よろしければ一度是非お試しください。(^o^)。
金目鯛の煮付け
本日お弁当をご注文してくださったのは、伊豆諸島に縁のある研究室の皆様でしたので、伊豆諸島のひとつ“神津島”産の金目鯛をお弁当に添えました。
“鯛”といいながらも一般的なマダイなどとは違い、深海に棲息する魚ですが、今の時期が旬で特に美味しく、赤いその身は、お祝いなどでも重宝されたりします。
金目鯛の切り身は、臭みを取るため、一度さっとお湯をかけます。
水、酒、砂糖、みりん、自家製醤油、生姜のスライスを入れた合わせ調味料を鍋に注いだら、その中に金目鯛を、皮を上にして入れます。
落し蓋をして7分程度、時々煮汁を皮目にかけながら煮詰めれば完成。
味はしっかりとつけても、金目鯛のもつ脂分によりさほど濃くもなりません。この甘い和風の味付けが、和食のお弁当にはピッタリで、クセのない味わいと程よくのった脂とで、しっかりとその美味しさを感じることができます。
色とりどりのお弁当の中でも、赤い皮が一段とキレイに輝く一品となりました(^^)。
柚子釜れんこん
お弁当にピッタリサイズの小振りでかわいい花柚子。香りも優しく、他の料理とも馴染みやすい特徴を持っています。
茨城県の畑より直送いただくシャキっと美味しい掘りたての蓮根をこのスッキリとした柚子とともにいただきます。
無農薬の花柚子は、洗って半分に切り、中をくり抜きます。蓮根は、皮をむいて、薄くいちょう切りにし、酢水につけておきます。
小鍋にお湯を沸かして、スライスした蓮根をさっと茹でます。
ボウルに、酢大さじ3、柚子の絞り汁大さじ1、砂糖大さじ2、塩ひとつまみを混ぜた合わせ調味料を入れ、その中に蓮根をしばらく漬けておきます。
くり抜いた花柚子の中に、蓮根を入れ、柚子の皮の千切りを散らせば完成。
全体的に品数も多く、ボリュームあるお弁当に仕上がりましたが、その合間で口を休ませるにはもってこいの、爽やかなおかずになりました。スッキリと食べられる蓮根に、花柚子の果汁が本当に良く合います。
黄色い器も目を引く“飾り”になりますので、空いたスペースに使うことができれば、お弁当の見た目も香りも華やかさがぐっと増します(^o^)。
仕出し弁当もご用意できます
今回初の試みでしたが、里山の自然たっぷりの「里山ごはん」らしいお弁当をご用意できたかと思います。
今回のお弁当は一食2,500円でご用意させていただいたものになりますが、ご要望に合わせて様々なお弁当をお作りさせていただき、少しでも里山の魅力を皆様にお伝えできればと思います。
お弁当のご準備にお悩みの際は、是非「里山ごはん」のご活用をご検討ください。ご注文、ご相談はお問い合わせよりお承りしております。
「里山ごはん」とは?
NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。
美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。
この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へも、一食1,000円(税込)でご用意させていただいております。
施設の昼食としてお作りするものですので、①メニューは日替わりで1パターンのみ、②12時半にお食事を提供、③前日午前中までの完全予約制、ではございますが、それでもご希望いただける方は、「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。
※ 記載している内容は投稿時のものです。随時修正を加えてはおりますが、現状と内容が異なる場合もございますので、御了承ください。