素材提供:リレーションズ吉澤様、佐藤商店様、まちだシルク農園様、大谷里山農園様
いつもありがとうございます!
本日の献立
・野菜と卵の信田煮
・青梗菜とホタテの醤油麹炒め
・梨のピクルスと紅芯大根の千切りサラダ
・里芋の柚子蜜和え
・さつまいもの煮物
・自家製ぬか漬け(きゅうり)
・自家製梅干し
・黒米入りご飯
・日野菜と白菜の味噌汁
・2種のりんごのクランブルケーキ
・東京マルベリーティー
各メニューの紹介
野菜と卵の信田煮
信田煮(しのだに)とは、大阪府和泉市にある「信太の森(“信田の森”とも書く)」に由来する、油揚げに具材を詰め込んだ煮物のことを指します。
新太の森にはキツネが登場する“信太の森伝説”というものがあるそうですが、そこからキツネの好物である「油揚げ」→「信田」とされ、油揚げを使ういくつかの料理名に“信田”が使われています。
なお、一般的によくキツネの好物が“油揚げ”とされますが、実際の狐は肉食で、油揚げは好物ではなく、稲荷神(キツネは稲荷神の使い)へのお供え物に油揚げを使った料理があることから、「キツネ=油揚げ好き」というイメージが出来上がったようです。
信田煮の主役である油揚げは、割り箸を転がし、中を広げやすくし、半分に切って中を広げ、お湯をかけて油抜きしておきます。
小松菜は茹でて2センチほどに切り、人参はスライサーで千切りにし、しめじはほぐしておきます。
湯のみ茶碗に油揚げを広げ、卵1個を割り入れ、小松菜、人参、しめじを詰めます。具を詰めた油揚げは鍋に入れていきます。
鍋に水、鰹出汁、みりん、砂糖、自家製醤油を入れて15分ほど煮汁がなくなるまで煮ます。
最後に、小鍋に水、鰹出汁、みりん、自家製醤油を入れて一煮立ちさせ、水溶き片栗粉で和風餡を作れば完成。信田煮を半分に切り、お弁当に盛り付けたら、和風餡をかけていただきます。
断面には、卵と人参のオレンジ色と、小松菜の緑色が広がり、とてもキレイな一品となります。
じわっと出汁を染み込んだジューシーな油揚げと、優しい味わいのたっぷり具材を一緒にいただける信田煮。美味しさ溢れ、ご飯のおかずにもピッタリです。
梨ピクルスと紅芯大根の千切りサラダ
大谷里山農園のオーナー大谷さんより、埼玉の東松山にある梨園“なしやさん”の梨を使ったピクルス「梨のぴくるす」をいただきました。
甘み十分の梨にスッキリとした酸味、そのままでもとても美味しいのですが、このピクルスを使い、バンブービレッジさんの無農薬紅芯大根とともに鮮やかな赤色がキレイなサラダを作ります。
紅芯大根は千切りスライサーで、千切りにし、梨のピクルスはみじん切りにしておきます。
ボウルに千切りした紅芯大根とみじん切りした梨のピクルス、ピクルス液をいれて馴染むように手でよく混ぜます。
酢、砂糖、塩を少し足して味を整えれば、完成。
程よい甘みと酸味で、スッキリとしたとても食べやすいサラダに仕上がりました。パリッと新鮮な大根の歯ごたえに、シャクッとした梨の食感が加わり、美味しくいただけます。
簡単ではありますが、鮮やかな赤色が、お弁当を華やかにもしてくれますので、添えられていると嬉しい一品になります。気になる方は是非「梨のぴくるす」お試ししてみてください(^^)。
里芋の柚子蜜和え
優しい柑橘の香りと小振りの実が特徴の花柚子。花柚子は、風味が強すぎることがないので、どんなものにも使いやすいのが嬉しいところです。
実の大きさはお弁当にもそのままキレイに収まるサイズですので、爽やかで心地よい香りを、器ごと楽しめる一品にしていきたいと思います。
花柚子は、ヘタを切り落とし、中をくり抜いておき、バンブービレッジの無農薬里芋は、皮をむいて、柔らかくなるまで茹で、一度ザルに鍋に戻して粉ふきいもにします。
熱いうちにマッシャーて潰し、自家製の柚子ジャムを混ぜ、塩みを効かせるため、自家製塩麹を入れて味を整えます。
花柚子に里芋を詰め、柚子ジャムを乗せれば完成。
柚子ジャムは様々なメニューに使えるので、旬の時期にはたくさん作っておきたいものですが、里芋との組み合わせは初めての使い方でした。
意外な合わせ方ではありましたが、味わいのバランスがしっかりとれた一品となりました。程よい塩みと深みを足す塩麹も良い働きをしています。
自家製のものを組み合わせて作ったメニューですが、素材が揃うようでしたら作ってみてください(^^)。
2種のりんごのクランブルケーキ
先日作ったクランブルケーキが好評でしたので、素材やレシピを変えて、本日もクランブルケーキをデザートに添えさせていただきました。
クランブルケーキの素材としてにんき!である“りんご”。青森産の“葉とらずりんご”をはじめ2種のりんごを使って作ります。
なお、前回作ったブルーベリーのクランブルケーキ”はヴィーガン食材のみで作っていますので、お好み等に合わせて参考にしていただければと思います。
以下15センチの底が抜けるスクエア型2台の分量で記載していきます。
りんご煮
りんご2個は皮をむいて1センチ角ぐらいに切り、小鍋に、りんごとグラニュー糖大さじ3、無農薬レモンの果汁大さじ2を入れて水分がなくなるまで煮ます。
仕上げにシナモンパウダーを振ります。
クランブル
薄力粉200g、溶かしバター30g、砂糖30g、シナモン小さじ2を入れて泡立て器でポロポロになるまで混ぜたら冷蔵庫で冷やしてきます。
生地
バターと卵は室温に戻しておきます。
ボウルに柔らかくなったバターを入れ、ハンドミキサーで混ぜたら、菜種油30g、砂糖160gを足してクリーム状にします。
溶き卵4個分を少しずつ加えて撹拌したら、薄力粉200gとベーキングパウダー小さじ2を入れて、木ベラでさっくり混ぜます。
出来上がった生地に、煮たりんごを入れて混ぜ、型に製菓用スプレーをかけたら、生地をいれ、上からクランブルをかけます。
180度に予熱したオーブンで35分焼き、竹串を刺しても、生焼けの生地がつかないようであれば完成。
表面を包んでいる、ザクザクっとした食感とバターの香りがたまらないクランブル。中のりんごのケーキとはなんともいえぬ相性の良さがあり、本当に美味しいです。
この美味しさたまらないクランブルケーキを本日は、東京産桑の実を使った“東京マルベリーティー”とともにいただきました。
ドライされた桑の実をはじめ、数種類の果物がパックされている紅茶で、一口含めば、フルーティーな甘い香りがいっぱいに広がります。今回のケーキにもピッタリ(^^)。
様々な質の高い“マルベリー”商品を手掛けるリレーションズ㈱の吉澤さん、ご提供ありがとうございます。
「東京里山ごはん」とは?
NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。
美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。
この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へも、一食1,000円(税込)でご用意させていただいております。
施設の昼食としてお作りするものですので、①メニューは日替わりで1パターンのみ、②12時半にお食事を提供、③前日午前中までの完全予約制、ではございますが、それでもご希望いただける方は、「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。
※ 記載している内容は投稿時のものです。随時修正を加えてはおりますが、現状と内容が異なる場合もございますので、御了承ください。