本日の献立
・大豆と切り昆布の炊き込みご飯
・鰤の照り焼き
・小松菜とイカのガーリックバター炒め
・白花豆煮
・日野菜の唐揚げ
・水菜の胡麻サラダ
・日野菜の浅漬け
・夕顔の醤油漬
・紅芯大根の酢漬け
・菜入り卵焼き
・ワタリガニの味噌汁
・りんごマフィン
・紅茶
各メニューの紹介
大豆と切り昆布の炊き込みご飯
本日のごはんには、乾燥させた“切り昆布”を使います。乾物の中でもこの“切り昆布”は、素早く出汁を染み出すことができるため、とても使いやすい素材ではありますが、他の食材に負けないくらいしっかりとした旨味が得られます。
甘く優しい香りとホクホクの食感がたまらないバンブービレッジさんの有機大豆とともに、ご飯に炊き込んでいきます。
米5合は洗って30分ほど水につけておきます。
炊飯器にセットし、水を5合より少なめに入れ、昆布出汁大さじ1、塩小さじ1、自家製醤油大さじ2を入れてよく混ぜ、水煮した大豆と乾燥切り昆布を上に乗せて炊くだけ。
昆布の風味が本当によくご飯全体に染み渡っていて、一口ごとにその美味しさをしっかりと感じることができます。昆布と大豆のそれぞれ違った食感も味わうことができる、手軽で美味しい炊き込みご飯となりました。
鰤の照り焼き
ふっくらとした身を甘辛のタレでいただく“鰤の照り焼き”。寒ブリとも呼ばれる今の時期の鰤は、寒さに耐えるべくその身に脂肪を蓄えているため、そのあふれるほどのジューシーな脂が特徴です。
この乗りに乗った脂が、照り焼きのタレとも本当によく合うため、多くの人に愛される、定番和食メニューの一つにもなっています。
またこの鰤、美味しいだけでなく、ビタミンB2やコラーゲンも豊富なので美容効果も期待できる嬉しい食材でもあります。
鰤は塩を振ってしばらく置いた後、水で洗って、キッチンペーパーで水気を拭き取ったら、バットに並べて自家製醤油、酒、みりん、きび砂糖を混ぜた合わせ調味料をかけて、しばらく置きます。
オーブンを200度に予熱し、クッキングシートを敷いたオーブン皿に下味をつけた鰤を乗せて15分ほど焼きます。
小鍋につけ汁とすりおろし生姜を入れて煮詰めたら、お弁当に入れるので、水溶き片栗粉でとろみをつけます。
お弁当に鰤を盛り付けたら、タレをかければ完成。
大人数のお弁当用としてオーブンで一度に焼き上げられるよう、甘辛のタレを後から絡ませて盛りつけていますが、予め下味をしっかりとつけておくことで、照り焼きらしい濃厚な味わいを楽しむことができます。
この甘辛いタレがご飯のおかずとしても抜群に良く、どれだけご飯があっても足りなくなってしまうくらい食欲そそる人気の一品です(^^)。
白花豆煮
白い花とキレイなツヤツヤの実が特徴の白花豆。明治時代には高級豆として扱われていたようですが、今でも珍しい一方、ホクホク感がたまらない美味しい食材です。
豆自体、自然な甘みを持っていますので、そのままでも美味しく食べられるものですが、ほんのりと砂糖を足して煮ることで、その豆の甘みと相まって、更に美味しくいただけたりします。
白花豆250gは前の晩から水に浸けておきます。
浸けておいた花豆は、鍋で火にかけて一度茹でこぼしたら、ひたひたより少し上にまで水を注ぎ、1時間ほど豆が柔らかくなるまでアクをとりながら煮ます。なお、水が少なくなったら途中で足します。
豆が柔らかくなったら、上白糖250gと大島の天然塩を少し入れて10分ほど煮れば完成です。砂糖は他のものを使っても良いですが、豆の白さを活かすため上白糖を使用しています。
白くキレイに光る花豆は、見るからに美味しそうではありますが、しっかりとした食感、そして優しい甘さ、食べてみると実際のその美味しさに笑みも止まらなくなります。
この白花豆、町田市小山町のお米屋さん“佐藤商店”にて仕入れさせていただきました。気になる方は是非一度ご購入してみてください(^^)。
日野菜の唐揚げ
滋賀県日野町が原産である伝統野菜の“日野菜”は、カブの仲間ではありますが、細長い形と綺麗な赤紫色が特徴です。
古く江戸の時代より、漬け物にして食べる方法がメジャーではありますが、今回はこれをサクッと唐揚げにしていただきます。
日野菜は、よく洗い、ひげ根などをスライサーで落とし、ステック状に切ります。
その後、一度水にさらして水気をとり、素早く唐揚粉をつけて180度の油で揚げるだけ。
日野菜の唐揚げは、この野菜の特徴である辛味や甘味を程よく残しつつも、生で食べるより風味もまろやかになるため、食べやすく美味しい一品となります。
作り方も簡単ですので、漬け物以外の調理方法を試してみたいときにはオススメの一品です。是非お試しください(^^)。
りんごマフィン
旬の果物は、その季節のうちにたくさん食べておきたいものです。今の時期は本当に美味しいりんごが沢山出回っていますので、色々な食べ方を満喫したいところですが、本日はこのりんごをマフィンにしていただきます。
皮を剥いたりんご2個は、12等分にくし切りにした後、さらに横半分に切り、飾り用として12枚とっておきます。残りは生地の中に入れる用にするため、1㎝角ぐらいの大きさに切ります。
卵とバターは予め冷蔵庫から出しておき、室温にしておきます。ボウルに柔らかくなったバター140gを入れ、ハンドミキサーでクリーム状にしたら、きび砂糖140gを加えてよく混ぜます。
次に溶き卵2個分を少しずついれて混ぜたら、塩とバニラエッセンスを少々加えて混ぜます。
薄力粉300gとベーキングパウダー小さじ2.5を混ぜ合わせた後に振るい、その半分をバターが入ったボウルに加えて混ぜたら、牛乳70mlを注ぎます。
よく混ぜたら、残り半分の粉を入れ、牛乳を更に70ml入れます。
生地にりんごを入れて混ぜ、型に入れたら、飾り用のりんごを上に乗せます。170度に予熱したオーブンで20分〜30分焼けば完成。
丁寧に焼き上げたマフィンは、中はフワフワでしっとりと、外は香ばしくカリっと仕上がりました。その中から出てくるトロトロに焼かれたりんごの甘酸っぱさがまた丁度良すぎる程、美味しいです。
季節の美味しさを存分に満喫できるデザートになりました。
「東京里山ごはん」とは?
NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。
美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。
この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へも、一食1,000円(税込)でご用意させていただいております。
施設の昼食としてお作りするものですので、①メニューは日替わりで1パターンのみ、②12時半にお食事を提供、③前日午前中までの完全予約制、ではございますが、それでもご希望いただける方は、「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。
※ 記載している内容は投稿時のものです。随時修正を加えてはおりますが、現状と内容が異なる場合もございますので、御了承ください。