里山ごはん

旨味凝縮された大根の美味しさ #275干し大根と豚肉の煮物&生姜と干し海老のかき揚げ【里山ごはん】

本日のお弁当には寒い日に食べたくなる、冬の食材をたくさん盛り込んだホッと暖かいメニューを用意しました。お弁当の定番の鮭がメインですが、一風変わった和のおかずを数々添えています。

素材提供:星様、バンブービレッジ様、佐藤商店様、天野様

ご提供ありがとうございます。

本日のお弁当の献立

・焼き鮭

・干し大根と豚バラ肉の煮物

・生姜と干し海老のかき揚げ

・だし巻き卵

・紅芯大根と大豆の甘酒チーズ柚子和え

・水菜のおかか醤油

・雑穀米

・自家製大根の漬物

・白菜と長葱の生姜とろみスープ

・白玉しるこ

 

干し大根と豚バラ肉の煮物&生姜と干し海老のかき揚げ

 

各メニューの紹介

干し大根と豚バラ肉の煮物

プラナスの活動もお手伝いいただいている星さんより、干し大根をいただきました。

バンブービレッジさんの無農薬大根を一本まるごとそのまま干して作ったもので、ギュッと美味しさが詰まったそのみは、見るからに美味しそうです。

干し大根は1センチ幅のいちょう切りにします。人参は薄い半月切り、豚バラ肉スライスは3センチ程に切ります。

厚手の鍋にごま油をひき、干し大根をよく炒めてから、人参と豚バラ肉を入れて更に炒めます。

水をひたひたに入れ、粉末昆布出汁、みりん、酒、きび砂糖、自家製醤油を入れて15分ほど煮れば完成。

干していない一般的な大根でつくる煮物よりも、ぐっと深い味わいになったように感じます。大根自体を噛み締めて滲み出るその旨味は、大根らしさがこれでもかというくらい詰まっていて、美味しい煮物に仕上がりました。

今の時期にこそ味わえる、色々と試せそうな食材でした。ありがとうございました。

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生姜と干し海老のかき揚げ

寒い日が続いていますが、そんな中身体を温めてくれそうな揚げ物を一品添えたく、本日はバンブービレッジさんの風味豊かな無農薬生姜をかき揚げにしてお弁当に添えました。

関西のほうでは紅生姜を天ぷらにする食べ方もあることから、関東のほうではあまり馴染みがないものですが、生姜と揚げ物の相性は意外と良いのかもしれません。

生姜は皮をむいて、薄くスライスしてから千切りにします。

ボウルに千切りした生姜と干し海老を入れ、天ぷら粉を水で溶き、混ぜ合わせたら、お弁当に盛り付けるため小さめにスプーンで掬って、180度に熱した油に落とし、からりと揚げれば完成。

干し海老の香ばしい風味とともに、あとを引く生姜の香りがたまりません。かき揚げの衣自体がもつほのかにあまい味わいとこの生姜の香りが本当にちょうどよく口に広がる、美味しい一品となりました。

身体を温めてくれそうな冬には嬉しいかき揚げです。

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白玉しるこ

鏡開きのこの日、デザートにはお汁粉を用意しました。施設の利用者でも食べやすくするため、餅ではなく、もち米粉を使った白玉にして、その季節の雰囲気を楽しみました。

白玉の歴史は深く、鎌倉時代頃に禅の修行のために中国へ渡った僧侶が日本へその作り方を持ち帰ったといわれています。

小豆200gは洗って鍋に入れ一度沸騰させて、ざるにあげます。再び鍋に戻し、水を入れ、小豆が柔らかくなるまで1時間程煮ます。

その間に白玉を作りをしていきます。

白玉粉の重量に対して90%程度の水を注ぎ、その間粉をよく練り混んでいきます。水は少しずつ混ぜ、耳たぶくらいの柔らかさにします。

直径2cmくらいに丸めて、沸騰したたっぷりのお湯に入れ、浮いてきて1分経つ程まで茹でます。

冷水を用意しておき、茹で上がったものから冷水でしめていきます。

小豆が柔らかくなったら、きび砂糖150gと塩を少々混ぜ、器に入れたら、白玉をのせれば完成。

正月あたりには小豆を使うことが多いのですが、その余った小豆を使った手軽な和スイーツ。白玉は水の分量に気をつければ、簡単に作れますので、寒い日にも嬉しい甘味になります。

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「里山ごはん」について

里山ごはんとは?

NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。

美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。

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この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へのご用意もさせていただいております。気になる方は「お問い合わせ」よりご連絡ください。

お問い合わせ現在「里山ごはん」のご用意は不定期で行わせていただいています。 お手数ですが、ご予約・お問い合わせは下記までお願いいたします。 ...

 

素材提供のおねがい

里山ごはんでは、福祉施設での食事提供を通して、関係する様々な方へのよりよい食生活の支えを目的とし、食材の提供を募集しております。

皆さまからいただいた食材は、里山ごはんの素材として活用させていただいた上で、当サイト及び運営しているSNSにて紹介させていただきます。また希望される方には、専門のメンバーが作るレシピの詳細、撮影した写真をお渡しいたします。

余った食材をお持ちの方、お作りになられている食材の活用方法を検討されている方など、私たちの趣旨をご理解いただき素材をご提供いただける方がいらっしゃいましたら幸いです。

食材提供のご連絡は、当サイトのお問い合わせよりお受けいたします。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

お問い合わせ現在「里山ごはん」のご用意は不定期で行わせていただいています。 お手数ですが、ご予約・お問い合わせは下記までお願いいたします。 ...
ABOUT ME
高井 大輔
横浜市出身、東京都町田市在住。 学生時代に“大学ボランティアセンター”づくりを目指し活動し、卒業後そのままセンターの職員に。大学周辺に福祉施設が不足していることを知り、大学を退職。障害福祉を扱う会社とNPOを設立。現在、施設運営を行いながら、「自ら生きる」をテーマとした生活づくりを実践中。