本日は成人式を迎えた利用者の方々にむけて、お祝いのためのおかずを盛り付けたイベントランチを用意しました。おめでたさを演出する紅白に加え、普段とはちょっと違ったおかずをいくつか詰めてみた和洋をバランスよく合わせたお弁当です。
素材提供：天野様、吉岡様
ご提供ありがとうございます！
本日のお弁当の献立
・赤飯
・ローストビーフ（ブロッコリー、ミニトマト）
・半熟卵のランプフィッシュキャビア添え
・若鶏の唐揚げ
・お煮しめ
・柚子釜の紅白なます
・小松菜の甘酒味噌和え
・金柑の甘露煮
・蓮根の天ぷら
・紅芯大根の漬物
・冬野菜の味噌汁
・フルーツ豆乳杏仁
お祝い弁当（ロースビーフ＆半熟卵ランプフィッシュキャビア添え）
各メニューの紹介
ローストビーフ
もともとは伝統的なイギリス料理のひとつであるローストビーフ。牛肉の塊をオーブンなどで蒸し焼きにし、薄くスライスしたものですが、今では様々な場面、特にイベントやパーティーなど特別なときに登場するメニューです。
程よい火の通し方が難しそうですが、やり方さえ分かればミスなく簡単に美味しく仕上げられるメニューですので、いざというときに作りたくなる一品です。
牛ロース塊600gは、すりおろしにんにく、塩胡椒をすり込み、ジップロックに入れて冷蔵庫で一晩おきます。
肉を冷蔵庫から焼く30分ほど前に出して常温に戻したら、フライパンにオリーブオイルをひき、転がしながら肉に焦げ目をつけていきます。
オーブン皿にクッキングシートを敷き、肉を乗せて140度に予熱したオーブンに入れ30分焼きます。
アルミホイルに包み20分寝かし、薄くスライスしてお弁当に盛り付ければ完成。
火の通り具合はちょうどよく、パサつくことなくふっくらと仕上がりました。味付けをしっかりとしておけば、そのままでも美味しく食べられますが、ソースを作って、添えても良いかと思います。
ソース作りについてはローストポークの記事でも紹介してますので、よろしければ参考にしてみてください。
半熟卵のランプフィッシュキャビア添え
日本ではキャビアというと高級なチョウザメの卵がイメージされますが、世界的には粒状の魚の卵、つまり魚卵が一般的にキャビアと呼ばれたりするそうです。
今回チョウザメの代用として使われるランプフィッシュとは、日本ではダンゴウオと呼ばれるカサゴの仲間です。
見た目もチョウザメのキャビアにそっくりで、少しお弁当に添えるだけで豪華さも演出できます。本日は半熟卵に乗せてみました。
小鍋に湯を沸かし、沸騰したら、鶏卵をそっと入れます。
6分ほど茹でて、冷水に放ち、殻をむき、半分に切ってお弁当に盛り付け、キャビアをのせれば完成。
トロトロ濃厚な半熟卵とランプフィッシュキャビアの程よい塩味がピッタリです。洋風のお弁当をこの白黄と黒色が上品に飾ります。一瓶700円程と手頃に用意できるランプフィッシュキャビア。パーティーなどの際に用意すれば盛り上がること間違い無しの一品です。
小松菜の甘酒味噌和え
この時期お弁当に少し緑を添えたい際に重宝されるのが小松菜。東京・江戸川区の小松川周辺が主な産地だったことからこの名前がついたといわれていますが、寒い時期でもしっかりと育つことから、冬の貴重な栄養源となります。
バンブービレッジの無農薬小松菜は、茎と葉にわけて、色よく茹でます。
水気を切ってぎゅっと絞ったら2センチ程に切り、ボウルに入れます。甘酒、自家製味噌、すりごまをいれた合せ調味料をつくり、小松菜に入れて和えれば完成。
甘酒の心地よい和風な甘さが、しっかりとした野菜の味わいをもつ小松菜とよく馴染む美味しい和え物です。空いているスペースにも詰めやすく、どんなおかずともよく合いますので、和風なおかずが並ぶお弁当に是非お試しください。
「里山ごはん」について
里山ごはんとは？
ＮＰＯ法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。
美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。
この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へのご用意もさせていただいております。気になる方は「お問い合わせ」よりご連絡ください。
素材提供のおねがい
里山ごはんでは、福祉施設での食事提供を通して、関係する様々な方へのよりよい食生活の支えを目的とし、食材の提供を募集しております。
皆さまからいただいた食材は、里山ごはんの素材として活用させていただいた上で、当サイト及び運営しているSNSにて紹介させていただきます。また希望される方には、専門のメンバーが作るレシピの詳細、撮影した写真をお渡しいたします。
余った食材をお持ちの方、お作りになられている食材の活用方法を検討されている方など、私たちの趣旨をご理解いただき素材をご提供いただける方がいらっしゃいましたら幸いです。
食材提供のご連絡は、当サイトのお問い合わせよりお受けいたします。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
