一風変化を加えたとんかつメニューをと思い、名古屋名物“味噌カツ”をメインに置きました。有名店“矢場とん”の定食に寄せて、ポテトサラダ、赤出汁の味噌汁を添えています。
統一感を出すためにデザートにも名古屋メシを。いたたいたレーズンはパンに混ぜ、小豆トーストにし、豆乳で抽出した豆乳ブリュー珈琲を合わせました。
素材提供:アバンギャルド花木秀様、大谷里山農園様、佐藤商店様
素材のご提供ありがとうございます!
本日のお弁当の献立
・矢場とん風 みそかつ
・千切りキャベツと人参
・半熟卵
・レッドアーリーのポテトサラダ
・茄子のポン酢炒め
・小松菜とさつま揚げの煮物
・なめこと豆腐の赤だし味噌汁
・もち麦ご飯
・紅芯大根の甘酢漬け
・小豆レーズントースト
・豆乳ブリューコーヒー
各メニューの詳細
矢場とん風 みそかつ
「みそかつ」が名古屋で食べられるようになったのが50年ほど前。ジューシーに揚がったボリューム満点のとんかつに、甘辛い味噌ダレがしっかりと絡みつき、程よいバランスで食べられるのが特徴です。
みそかつで有名な「矢場とん」の味噌ダレは、ゆるめで出汁を効かせていて、ずっしりとしたとんかつをコッテリさせすぎることなく、サラッとよく馴染むのですが、どうしてもこの矢場とんの味噌かつが食べたくなり、見様見真似で作ってみました。
とんかつ用豚ロース肉は、包丁の背で叩いて、脂身を筋切りし、塩胡椒を振って薄力粉をはたきます。
溶き卵にくぐらせ、細かく砕いたパン粉をつけて180度の油でからりと揚げます。
フライパンに、水、赤味噌、みりん、きび砂糖、カツオだしを入れて、煮立たせ、味噌ダレをつくったら、とんかつをさっとくぐらせます。
食べやすい大きさに切り、お弁当のもち麦ご飯の上に乗せ、千切りキャベツ、千切り人参を添えて完成。
からっと揚がった衣が、味噌ダレでちょうどよくしんなりし、サクサク食感とジュワッと溢れる美味しさを同時に味わえる味噌カツ。
味噌ダレはサラッとする程度に仕上げることで、しつこくなく、ボリュームあるとんかつと合わせても美味しくいただけます。クセになること間違いなしの一品、是非お試しください(^^)。
小豆レーズンバタートースト
名古屋発祥の文化「モーニング」の定番といえばこの小倉トーストですが、ホームベーカリーを使って、簡単に美味しく焼き上げ、お弁当のデザートに添えます。
程よい酸味の効いたレーズンをトーストに入れると、合わせるバターや小豆も一層美味しく感じられます。
水210ml、強力粉290g、きび砂糖大さじ1、塩小さじ1、ドライイースト小さじ1、バター10g、レーズン30g、プルーンピューレ大さじ1を入れ、ホームベーカリーを回します。
なお、ホームベーカリーによって量は異なりますので、調整してください。
焼き上がったら、厚めにスライスしますが、今回はお弁当のデザートとして用意するため、更に4等分に切ります。
バターを乗せ、トースターでこんがり焼き、茹で小豆を乗せれば完成。
ふわふわのレーズンパンの表面がちょうどいい具合にカリッと焼き上がり、溶けたバターと甘い小豆が一緒になれば、バランスよく美味しさ広がるデザートになります。
前日から豆乳に珈琲豆を漬け込むことで、冷たいまま抽出した“豆乳ブリュー珈琲”でいただきます。
「里山ごはん」について
里山ごはんとは?
NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。
美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。
この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へのご用意もさせていただいております。気になる方は「お問い合わせ」よりご連絡ください。
素材提供のおねがい
里山ごはんでは、福祉施設での食事提供を通して、関係する様々な方へのよりよい食生活の支えを目的とし、食材の提供を募集しております。
皆さまからいただいた食材は、里山ごはんの素材として活用させていただいた上で、当サイト及び運営しているSNSにて紹介させていただきます。また希望される方には、専門のメンバーが作るレシピの詳細、撮影した写真をお渡しいたします。
余った食材をお持ちの方、お作りになられている食材の活用方法を検討されている方など、私たちの趣旨をご理解いただき素材をご提供いただける方がいらっしゃいましたら幸いです。
食材提供のご連絡は、当サイトのお問い合わせよりお受けいたします。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。