本日は秋の素材をたくさん盛り込んだほっと落ち着くような和風のお弁当に仕上げました。ご飯には和食によく合う“ふわもち玄米”を使用。季節感溢れるおかずの数々に、美味しい食材が続々出てくるこれからの季節が楽しみになります。
素材提供:ナチュレライフ様、アバンギャルド花木秀様、番場様、金子様、天野様、バンブービレッジ様、大谷里山農園様
素材のご提供ありがとうございます!
本日のお弁当の献立
・さわらの西京焼き
・根菜と鶏肉の煮物
・ひじきとゴーヤといんげんの豆腐炒め
・柿の白あえ
・さつま芋のかぼす煮
・椎茸と南瓜の天ぷら 高知の柚子塩添え
・万願寺とうがらしの素揚げ
・ふわもち玄米 ゆかり
・紅芯大根の甘酢漬け
・冬瓜と油揚げの味噌汁
・赤紫蘇ソーダ
・かぼちゃとレーズンの蒸しパン
各メニューの紹介
根菜と鶏肉の煮物
和食のお弁当の定番“鶏肉の煮物”。ほっと落ち着くような和風の味付けがされた鶏肉が他の具材とともに、口の中でホロっとほぐれるのがたまらない一品です。
鶏肉は脂肪を取り除き、一口大に切ります。
蓮根は皮を剥き、5ミリ幅の半月切りにし、酢水につけておきます。ごぼうは、皮を剥いて斜め切りにし、鍋にお湯を沸かして、2分ほど下茹でします。
無水鍋に、菜種油をひき、鶏肉を皮目を下にして焼き、ある程度色が変わったらひっくり返します。
蓮根とごぼうを加え、みりん、きび砂糖、自家製醤油を入れてよく混ぜ、水を少し加えて蓋をし、中弱火で10分ほど煮れば完成。
特徴ある蓮根の風貌がお弁当を飾ってくれますが、その味わいもまた魅力的です。ごぼうとともに和風の味付けと鶏肉の出汁をギュッと染み込んで、噛み締めればじわっと美味しさ広がります。
しっかりとした風味が玄米ご飯ともよく合う一品です。
ひじきとゴーヤの豆腐炒め
味噌作りイベントなどでいつもお世話になっている番場さんより、美味しそうなひじきをいただきました。
食物繊維やミネラル豊富なこのひじきを、まだまだ旬の味を楽しめるゴーヤとともに甘辛く炒めます。
木綿豆腐はキッチンペーパーを巻いて重石をし、水切りし、長ひじきは水に15分ほどつけて戻します。
ゴーヤは半分に切ってタネを出し、塩を揉み込みしばらく置き、スライスします。
鍋にお湯をわかして、いんげんとゴーヤをさっと茹でたら、いんげんは5ミリ程に切ります。
フライパンにごま油をひき、水切りした長ひじきを入れてよく炒め、ゴーヤを加えてさらに炒めたら、みりんと自家製醤油で味付けします。
仕上げにいんげんを入れてさっと混ぜれば完成。
いんげんとゴーヤの鮮やかな緑と、照りっと美味しそうに仕上がったひじきの黒が、いいコントラストで、おかずの多いお弁当の中でも埋もれずに目を引く一品になりました。
甘辛い味付けとまろやかさを演出する豆腐とでとても食べやすい一品です。栄養たっぷりの食材盛り沢山なのも嬉しいポイントです。
柿の白あえ
日本国内では古くから北海道以外で広く栽培され、ビタミン類や食物繊維を多く含むことから、日常的に食されている“柿”。
そのままだったり、スイーツに使われることが多いこの柿ですが、今回は豆腐と合わせて“白和え”にします。キレイなオレンジ色と白色が良い組み合わせになります(^^)。
柿1個は皮をむいて種を取り除き、8等分に切ったあとさらに半分に切ります。
木綿豆腐半分は、キッチンペーパーに包んで重石をし、水切りします。
ボウルに水切りした豆腐、白味噌10g 白胡麻ペースト小1 きび砂糖小1/2を入れてよく混ぜたら、柿を入れて和えれば完成。
スッキリとした甘みを持った柿と、まろやかな和え衣とが想像以上によく合います。爽やかに食べられるお弁当の一品として、柿が美味しくなるこれからの時期に是非お試しください(^^)。
かぼちゃとレーズンの蒸しパン
バンブービレッジさんが自然農法で育てる南瓜を、相模原の花屋“アバンギャルド花木秀”さんからいただきましたレーズンとともに蒸しパンにしました。
今回の蒸しパンは、卵や牛乳を使わないレシピですので、ヴィーガンの方でも食べられるものになっています。
かぼちゃ400gは皮付きのまま5ミリ角に切ります。ボウルに薄力粉450g、ベーキングパウダー大さじ2、きび砂糖150g、塩ひとつまみを入れてヘラで混ぜます。
菜種油30g、豆乳360gを入れて、泡立て器でさらによく混ぜたら、かぼちゃ半量とレーズン200gを入れ、ヘラでさっくり混ぜ合わせます。
蒸し器に十字にクッキングシートを敷き、蒸しパンだねを注いだら、飾りとして、かぼちゃの残り半量を上に乗せ、中火で40〜45分程蒸します。
竹串を刺して、粉がつかないようなら完成。
材料を混ぜて蒸すだけの簡単レシピですが、フワッと美味しく本格的に仕上がります。カボチャも柔らかく、たくさん入れるとその美味しさを存分に楽しめます。
素朴な甘さの中にレーズンの甘酸っぱい風味も加わって美味しい蒸しパンとなりました。秋らしい見た目が、本日のお弁当にもピッタリです(^^)。
「里山ごはん」について
里山ごはんとは?
NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。
美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。
この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へのご用意もさせていただいております。気になる方は「お問い合わせ」よりご連絡ください。
素材提供のおねがい
里山ごはんでは、福祉施設での食事提供を通して、関係する様々な方へのよりよい食生活の支えを目的とし、食材の提供を募集しております。
皆さまからいただいた食材は、里山ごはんの素材として活用させていただいた上で、当サイト及び運営しているSNSにて紹介させていただきます。また希望される方には、専門のメンバーが作るレシピの詳細、撮影した写真をお渡しいたします。
余った食材をお持ちの方、お作りになられている食材の活用方法を検討されている方など、私たちの趣旨をご理解いただき素材をご提供いただける方がいらっしゃいましたら幸いです。
食材提供のご連絡は、当サイトのお問い合わせよりお受けいたします。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。