本日の献立
・豆腐と野菜のキッシュ
・おからとオートミールのナゲット
・菊芋の素揚げ
・ルッコラと人参のマリネサラダ
・水菜とレッドキドニーのヴィーガンマヨサラダ
・高野豆腐と大豆のトマト煮
・ヴィーガンポトフ
・自家製パン2種(黒糖食パン 全粒粉の丸パン)
・キャロットケーキ
・黒糖と豆乳のクリームとフルーツ添え
・紅茶
各メニューの紹介
毎週木曜日に開催してきたヴィーガンデー、クリスマスにも実施します。今回も工夫を凝らして、動物性食材を一切使わずにクリスマス用のメニューをご用意しました。
毎度監修いただいていますバンブービレッジの会田さんありがとうございます。バンブービレッジさんからは今回も、自然農法で育てた沢山の野菜をご用意いただきましたおかげで、色とりどりの美味しいメニューが揃いました(^^)。
豆腐と野菜のキッシュ
パーティーメニューとしてよく登場する「キッシュ」はフランスのアルザス=ロレーヌ地方発祥の料理で、卵や生クリーム、チーズ、ベーコンなどを使うのが一般的ですが、ヴィーガンデーということで、これらを使わずに植物由来の食品のみでこの“キッシュ”を作っていきます。
生地作り
薄力粉220g、グラハム粉20g、オリーブオイル20gを良く混ぜて練ります。
底が抜けるタルト型に生地を広げたら、フォークで穴を開け、180度に余熱したオーブンで10〜12分ほど焼き粗熱をとります。
具材作り
玉ねぎ100gはスライス、しめじ半パックは半分くらいに切り、ほうれん草半束は4等分に切ります。
黒オリーブオイル5個はスライスし、オリーブオイルをひいたフライパンで、玉ねぎ、しめじ、ほうれん草、オリーブの順に炒めます。
フードプロセッサーに、水切りした木綿豆腐、塩、粒マスタード、粒胡椒、ハーブソルト少々を振り入れ、撹拌します。
炒めた野菜を入れよく混ぜたら、キッシュ生地に入れ、スライスしたミニトマトを上に飾ります。
180度に余熱したオーブンで40分焼けば完成。
ザクッといい歯ごたえの生地に、ふわっとなめらかな舌触りの具材が、とても相性よいです。豆腐をベースにした優しい風味のキッシュからは、たくさん詰め込んだ野菜の旨味が具材の間から染み出し、しっかりと美味しさ感じる一品になりました。
ヴィーガンポトフ
キッシュに続いて、同じくフランス発祥の料理“ポトフ”。誰もがよく知るメジャーな料理ですが、“鍋”を指す「pot」と“火”を表す「feu」を合わせた言葉通り、大きめに切ったりそのままのサイズで、野菜や肉を豪快に鍋で煮込む料理です。
バンブービレッジさんの美味しい野菜を味わうにはもってこいの料理で、ニンジンをはじめ、自然栽培で育てられた味わい濃厚な素材を贅沢にそのまま鍋にかけていきます。
草むらの会の干し椎茸は前の晩から1ℓの水につけておきます。
厚手の大鍋に、干し椎茸をだし汁ごと入れ、水1ℓにヴィーガンブイヨンを大さじ1入れます。
大根は乱切り、小さい人参とじゃがいもはそのまま、玉ねぎはくし切にし、1本葉ごとざく切りにしたセロリ、ベイリーフ、そして塩小さじ1を入れて、材料が柔らかくなるまでよく煮込みます。
仕上げに山東白菜を4等分に切ったものを入れ、塩胡椒、ハーブソルトで味を整えて、軽く煮込めば完成。
ふんだんに使用した椎茸の旨味がスープにしっかりと溶けこんでいて、しつこくないもののとても濃厚さを感じます。
野菜を噛みしめれば美味しい出汁がじわ〜っと溢れでて、素材の味とともにしっかりとした味わいを楽しめます。
丸ごとほうばる甘みたっぷりのニンジン、おいしい出汁をしっかり染み込ませた大根と白菜、じっくりと煮込まれトロトロ感たまらないじゃがいも、どれも本当に美味しいです(^^)。
おからとオートミールのナゲット
おからとオートミールとで、クリスマスの雰囲気楽しめるヴィーガンナゲットを作ります。
ナゲットとはもともと“金塊”を意味しますが、言葉通り美味しそうなこがね色に揚がったナゲットはパーティーにもってこいの一品です(^^)。
生おから150g、木綿豆腐50g、片栗粉大さじ4、ヴィーガンマヨネーズ大さじ2、ヴィーガンブイヨン5g、塩胡椒少々、きび砂糖小さじ1、すりおろしニンニクひとかけ分、粒マスタード少々をよく混ぜます。
それぞれの材料が均等に混ざったら、小さな小判型に成形していきます。
180度の油で2〜3分、きつね色になるまでよく揚げます。お弁当に盛り付けたら、最後にケチャップを添えて完成。
見た目は完全にチキンナゲットですが、味もかなりナゲットに似た美味しさに仕上りました。
おからによる淡泊な風合いとブイヨンによる味付け、それに少し加えたマヨネーズがジューシーさも演出し、どなたでも美味しく食べられるようなナゲットになったかと思います(^^)。
とても好評でしたので、気になる方は是非お試しください。
キャロットケーキ&豆乳クリーム
バンブービレッジさんの甘味豊富なニンジンをケーキにします。ニンジンの美味しさそのままに、苦手な方もいる独特の匂いもうまく和らげられるので、ニンジン嫌いの方、お子さんなどにも食べてもらいたいケーキです。
作り方ご覧いただき、よろしければ作ってみてください(^^)。
人参220gはすりおろし、薄力粉120g、黒糖80g、ベーキングパウダー小さじ1.5、ベーキングソーダ小さじ1、ナツメグパウダー小さじ1/2、シナモンパウダー小さじ1/2、菜種油80g、くるみ40gをボウルに入れて、よく混ぜます。
型に入れ、180度に余熱したオーブンで30分焼き、その後冷まして粗熱をとっておきます。
“黒糖豆乳クリーム”は、一晩水切りした豆乳ヨーグルト400gに、黒糖大さじ6、レモン汁小さじ2を入れ、よく混ぜて作ります。
冷ましたキャロットケーキにこの黒糖豆乳クリームを塗り、30分ほど冷蔵庫で冷やせば完成。切り分けたあとに、上からクリームをたらし、イチゴとミントを盛り付けます。
優しい甘さのキャロットケーキと、クリームチーズにも似た程よい酸味を感じるクリームが、それぞれ本当に美味しく、一般的な材料で作るケーキとの違いを全く感じさせない、良い仕上がりとなりました。
今回は上のレシピを20等分にしまして、見た目小さく感じますが、生地のボリューム感に加えて、ヨーグルトベースで作った豆乳クリームの濃厚さも相まって、しっかりと満足できるデザートとなりました。オススメです(^o^)。
「東京里山ごはん」とは?
NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。
美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。
この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へも、一食1,000円(税込)でご用意させていただいております。
施設の昼食としてお作りするものですので、①メニューは日替わりで1パターンのみ、②12時半にお食事を提供、③前日午前中までの完全予約制、ではございますが、それでもご希望いただける方は、「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。
※ 記載している内容は投稿時のものです。随時修正を加えてはおりますが、現状と内容が異なる場合もございますので、御了承ください。