筍がたくさん採れるシーズンになりました。いくつかの竹が育つ大谷里山農園でも今はたくさんの孟宗竹の筍が採れています。本日はこの筍を青椒肉絲にし、中華に寄せたお弁当にしていきます。
素材提供:大谷里山農園様、佐藤商店様、天野様、バンブービレッジ様
いつもありがとうございます!
お弁当の献立
・大谷里山農園の筍を使った青椒肉絲
・揚げかぼちゃの甘酢和え
・のらぼう菜のナムル
・五香粉の味付け卵
・黒米入り雑穀米
・手作りたくあん
・紅芯大根の甘酢漬け
・野菜とワンタンのスープ
・黒蒸しパン
・紅茶
各メニューの紹介
里山農園産筍の青椒肉絲
里山で採れる孟宗竹の筍。一般的には柔らかく食べやすい穂先のほうが人気なのかとも思いますが、採れたての筍は根元までクセがなく食べやすい上、筍特有の甘みもしっかりと感じられるため、こちらが好きな方も多いようです。
素材の美味しさを存分に楽しめるこの採りたて筍を、本日は中華料理の定番“青椒肉絲(チンジャオロース)”にします。
筍は、事前に米ぬかとともに茹でたものを使っています。
筍は、薄くスライスしてから、棒状に切り、赤・黄のパプリカは同じ考え下さ長さで薄くスライスします。
薄切り豚ロース肉は、細くスライスしたあと、自家製醤油、酒、生姜のすりおろしを加えて、よく揉み込み、下味をつけておきます。
フライパンに胡麻油をひき、片栗粉をまぶした豚肉を炒めたら、皿に取り置き、筍、パプリカをさっと炒め、豚肉を戻します。
すりおろしにんにく、自家製醤油、オイスターソース、砂糖、鶏ガラスープの素、塩胡椒を混ぜた合わせ調味料を回しかけ、馴染ませれば完成。
旬の素材の味と鮮やかな色がたまらない、春らしい青椒肉絲に仕上がりました。野菜のシャキっとした食感と、ジューシーな肉の旨味で、食べやすさもボリュームも満足の一品です(^^)。
揚げかぼちゃの甘酢和え
お弁当に甘みのある一品を添えるため、揚げたかぼちゃに、中華風の甘酢をからめて一メニュー作ります。甘酢は漬物用に、自家製醤油をベースに作っているものを使います。
かぼちゃは一口大に切って、固茹でしたら、ざるにあげて水を切り、180度の油でさっと揚げます。
自家製醤油に穀物酢、砂糖、味醂で作る自家製漬物の甘酢ダレで和えれば完成。
ホクっと香ばしく美味しく揚がったかぼちゃと甘酢ダレがよく合います。中華風のおかずにピッタリの一品となりました(^^)。
五香粉の味付け玉子
“五香粉(ごこうふん)”は、現地では“ウーシャンフェン”と呼ばれる中国の代表的な混合香辛料で、多くの中華料理に使われている、定番のスパイスです。
少量を入れるだけで中華の香りと味わいを演出できますが、香辛料としてだけでなく、古くから様々な効能があるとして薬膳としても用いられてきたようです。
本日はお弁当の定番の“ゆで卵”を、この五香粉で、中華風のお弁当にあわせ一味変えた卵料理にしていきます。
固茹でにした“ゆで卵”をつくり、殻をむきます。
容器にゆで卵を入れ、めんつゆと五香粉を入れて1時間程おけば、中華のメニューによくあう味付け玉子の完成。
五香粉の香りは苦手な方もいるようですが、この使い方ですと、さほどクセも出ず、どなたでも食べやすいものに仕上がります。
味付け卵は好きな方も多いですが、少し変化させたいときや、中華料理に添える場合にはピッタリのメニューですので、是非お試しください(^^)。
黒蒸しパン
中国といえば“竹炭”というのは安易な考えかもしれませんが、“竹の王国”とも言われるくらい竹資源が豊富な中国ですので、中華料理に竹炭を使うのも、イメージとしてはアリなのかもしれません。
本日はこの竹炭パウダーを使って作る一風変わった黒い蒸しパンを、中華弁当のデザートにします。
蒸しパン用の粉と指定の分量の水をよく混ぜたら、竹炭パウダーを、全体的に濃いめのグレー色になるくらいまで混ぜます。
よく混ぜられたら、蒸し器に十字にクッキングペーパーを敷き、そこに生地を流し込んだら、40分間蒸せば完成。
竹串を刺して、中まで蒸せているか確認したら、人数分に切り分けます。
売られている竹炭パウダーは、細かさが様々ですが、蒸しパンなどに使う場合は完全にパウダー状になっているものでないと、ジャリッと口に残ったりするので、購入の際は気をつけたほうがよいです。
竹炭パウダーの効能はまだまだ正確には実証されていないようですが、素材が持つ吸着効果が、腸内環境を整えるのに役立つとも言われます。
竹炭パウダーは、一度にたくさん使うものでもないので、色々と試せそうです。また他の黒メニューも作ってみたいと思います(^^)。
「里山ごはん」とは?
NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。
美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。
この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へも、一食1,000円(税込)でご用意させていただいております。
施設の昼食としてお作りするものですので、①メニューは日替わりで1パターンのみ、②12時半にお食事を提供、③前日午前中までの完全予約制、ではございますが、それでもご希望いただける方は、「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。
※ 記載している内容は投稿時のものです。随時修正を加えてはおりますが、現状と内容が異なる場合もございますので、御了承ください。