本日の献立
・生姜ご飯
・レンコンとひじきの唐揚げ
・大根ステーキ
・里芋の柚子田楽
・茄子とピーマンの甘辛炒め
・冬野菜のヴィーガンマヨネーズ和えサラダ
・自家製漬物
・山東菜と油揚げの味噌汁
・さつま芋の黒糖蒸しパン
・抹茶
各メニューの紹介
毎週木曜日はビーガンデーとして、週替りのテーマを設け、動物性食材を一切使わず、ビーガン食材のみでお弁当を作ります。
今週は“和食”。今回も監修いただきましたバンブービレッジの会田さん、ありがとうございます(^^)。
生姜ご飯
心地よい香りと、身体への良い効能のため、古来から重宝されてきた“生姜”。中世のヨーロッパでは、数個の生姜が、羊と交換されていたとか。
ありがたいことに、そのような時代とは違い、今は沢山この生姜も手に入りますので、これからの季節の“免疫力アップ”や“冷え対策”として、しっかりと食べておきたい食材です。
生姜はよく洗い、皮をむいて千切りにしたら、米4合、酒大さじ2、自家製醤油大さじ2、昆布出汁小さじ2を入れ、上に千切り生姜40gを乗せて、炊き込むだけ。
とてもシンプルですが、その美味しさに驚かされます。釜の蓋を開ければ厨房の外でも感じられるくらい、生姜の香りがしっかりとたちます。
上に乗せている生姜から釜全体にその旨味が染み渡り、一口食べればなんとも言えない美味しさが口いっぱいに広がります。昔の人が惚れこんだのも分かる気がしますね(^^)。
生姜の風味はしっかりとついていますが、辛味は全くありませんので、どなたでも美味しく食べられますし、なにより簡単ですので、是非お試しください。
蓮根とひじきの唐揚げ
揚げ物が一つ入ることで、ビーガン食材のみのお弁当でも、どんな方でもしっかりと満腹感を得られるものになります。
今回は、蓮根とひじきを使った唐揚げを作ります。衣をつけず揚げ焼きにすることで、ヘルシーさを維持しつつも、様々な食感を楽しめるボリューム満点の一品に仕上げていきす。
れんこん250gは皮をむいて、さっと湯通しし、フードプロセッサーでみじん切りにしておきます。長ひじき20gは水でもどして、食べやすい大きさに切ります。
ボウルに、みじん切りにしたれんこん、ひじきを入れ、薄力粉大さじ4、自家製醤油大さじ1をいれよく混ぜます。
小さな丸に成形したら、フライパンに多めに油をひき、丸くしたれんこんだねを入れ、中弱火でじっくり火が通るまで、揚げ焼きに。
良い焼き色がついたら完成です。蓮根なのにもちもちっとした食感が不思議と美味しく、形の残った部分からはシャキシャキっとした食感も味わえます。
味付けはシンプルですが、ベースとなっている醤油の風味は、ひじきや蓮根としっかりと合いますので、クセになる美味しさです。
ヘルシーですがボリューム感がありますので、野菜中心のお弁当にはもってこいのおかずです(^o^)。
大根ステーキ
バンブービレッジさんから旬の美味しい大根が届いています。なかなかたくさんを食べることも難しいのですが、今回は豪快に和風ステーキにしてお弁当にどーんと乗せます。
大根は2㎝ほどの厚さに切り、細かくさいの目に隠し包丁を入れます。鍋に大根と米の研ぎ汁を入れ、大根が柔らかくなるまで茹たら、ざるにあげます。
フライパンにオリーブオイルをひき、大根を並べます。焼き色が付くまで焼き、自家製醤油を回しかけ、仕上げに、“我力”(黒にんにくオリーブオイル)をかければ完成。
香ばしい焼き目に包まれて、大根の甘みや旨味がそのトロトロの中身に詰め込まれています。噛むとじゅわっと美味しさ滲み出てきて、大根を焼いただけとは思えない美味しさを味わえます(^^)。
大根の味を、そのままストレートに楽しめますので、旬のこの時期には一度は食べておきたい一品です(^o^)。
さつま芋の黒糖蒸しパン
掘ってから少し置くことで追熟したさつまいもは、デンプン質が糖分にかわって甘みが増していきます。
さつまいもの収穫は10月ころから始まりますが、1,2カ月置き余分な水分がなくなった今頃は、ホクホクっと甘くなった芋が揃います。この熟したさつまいもを、本日はデザートとして、動物性食材を使わずにフワフワの蒸しパンにします。
さつまいも300gは皮をむき、蒸し器で蒸して、角切りにしておきます。
ボウルに薄力粉450g、黒糖150g、ベーキングパウダー大さじ2、ココナッツオイル30g、塩ひとつまみ、豆乳360gを入れよく混ぜます。
飾りのさつまいもは取り分けておき、残りのさつまいもはこの生地の中に入れ、更にさっくりと混ぜていきます。
蒸し器に2枚のクッキングシートを十字に敷き、蒸しぱん生地を入れ、上に取り分けておいたさつまいもを飾ります。
蒸し器で45分ほど蒸せば出来上がり。
外国籍の方もいらっしゃいましたので、日本の雰囲気を楽しんでいただこうと抹茶を添えさせていただきました。
ほろ苦い抹茶の風味が、黒糖とさつまいもによる優しい蒸しパンの甘さをより引き立ててくれます。自然の中でホッとできるような、そんな食後の一皿です。
「東京里山ごはん」とは?
NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。
美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。
この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へも、一食1,000円(税込)でご用意させていただいております。
施設の昼食としてお作りするものですので、①メニューは日替わりで1パターンのみ、②12時半にお食事を提供、③前日午前中までの完全予約制、ではございますが、それでもご希望いただける方は、「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。
※ 記載している内容は投稿時のものです。随時修正を加えてはおりますが、現状と内容が異なる場合もございますので、御了承ください。