本日は低糖質高タンパクの鶏胸肉を使ったメニューを盛り込んだ中華風のお弁当です。ふっくら仕上がるよだれ鶏と、余った胸肉はミンチにし茄子と炒めて麻婆茄子にしました。食べ過ぎが気になるこの時期には嬉しいラインナップです。
素材提供:天野様、佐藤商店様、まちだシルク農園様、大谷里山農園様
素材のご提供ありがとうございます!
本日のお弁当の献立
・よだれ鶏
・鶏ひき肉の麻婆茄子
・ブロッコリーと搾菜と海老のとろみ炒め
・はぐら瓜のナムル
・紅芯大根の甘酢漬
・雑穀米
・えのきと卵の中華スープ
・自家製赤紫蘇ソーダ
・まちだシルクメロン
各メニューの紹介
よだれ鶏
よだれ鶏は、四川料理の一つで現地では“口水鶏”と呼ばれます。口水(コウシェイ)はヨダレを指すことから、日本国内では「よだれ鶏」という名称で広がりました。
茹で鶏に中華風のタレをかけて食べるこの料理。中国の学者が、この料理を思い出すと口水が垂れると著書に記したことから、口水鶏というように呼ばれるようになった料理です。
鶏の胸肉はさっと洗い、水分をキッチンペーパーで拭き取り、脂肪を取り除きます。バットの上で、塩を満遍なく振り、15分程置きます。
厚手の鍋に、水、鶏ガラスープの素、長ネギ、生姜を入れます。鶏肉は皮目を下にして中に入れ、強火にかけます。
沸騰したら、火を止めて4分置きます。その後ひっくり返してまた4分置き、予熱で火を通します。
バットにあげて、冷蔵庫で一時間ほど冷やします。
その間、きゅうりを千切りスライサーでスライスし、小さいボウルに長ネギ、生姜、にんにくのみじん切り、りんご酢、きび砂糖、胡麻油、すりごま、ラー油を入れてよく混ぜてタレを作ります。
茹でた鶏肉をスライスし、きゅうりを敷いた上に鶏肉のスライスを置き、タレをかければ完成。
じっくり火を通した鶏肉は、胸肉ながらパサつくことなくふっくらプリッと仕上がります。食べにくさは全く無く本当に美味しく出来上がりました。
さっぱりとしたタレもこの時期には嬉しい味です。鶏肉を茹でたお湯は、えのきと溶き卵を入れ、スープとして使用しました(^^)。
海老と搾菜の中華風とろみ炒め
海老とブロッコリーを、中華の定番の漬物“搾菜(ザーサイ)”とともに炒めます。搾菜はアブラナ科の野菜ですが、漬物の素材としてよく使われ、この漬物自体も「搾菜」と呼ばれるようになっています。
搾菜は中華料理では、スープや肉まんの具、炒め物の材料など、様々なものに使われる食材で、塩漬けされた本体から程よい塩味が全体に広がり、料理全体の味付けをまとめてくれます。
ブロッコリーは小分けにして茹で、フライパンにごま油をひいたら、ブロッコリーとサラダ海老を炒め、最後に搾菜を入れて軽く火を通します。
水溶き片栗粉を回し入れれば完成。
搾菜に塩気があるので調味料は特に使わず、シンプルに仕上げました。味付きは十分で、食感や見た目のバランスもよくまとまったかと思います。
搾菜が入ることで中華料理らしさが増しました。さっぱりとした塩炒めを中華の献立に一つ付け加えたいときに便利な一品です(^^)。
「里山ごはん」について
里山ごはんとは?
NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。
美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。
この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へのご用意もさせていただいております。気になる方は「お問い合わせ」よりご連絡ください。
素材提供のおねがい
里山ごはんでは、福祉施設での食事提供を通して、関係する様々な方へのよりよい食生活の支えを目的とし、食材の提供を募集しております。
皆さまからいただいた食材は、里山ごはんの素材として活用させていただいた上で、当サイト及び運営しているSNSにて紹介させていただきます。また希望される方には、専門のメンバーが作るレシピの詳細、撮影した写真をお渡しいたします。
余った食材をお持ちの方、お作りになられている食材の活用方法を検討されている方など、私たちの趣旨をご理解いただき素材をご提供いただける方がいらっしゃいましたら幸いです。
食材提供のご連絡は、当サイトのお問い合わせよりお受けいたします。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。