里山ごはん

セージを活用するイタリア料理 #71サルティンボッカ&有機じゃがいものトマトグラタン【東京里山ごはん】

東京里山ごはん200731

本日の昼食

・サルティンボッカ フェンネル添え
(豚肉 生ハム ゼージ)

・有機じゃがいもとローズマリーのトマトグラタン

・若鮎のフリッター

・コリンキーとブロッコリーのハーブサラダ(コリンキー ブロッコリー ミニトマト ケール ルッコラ チャービル)

・有機じゃがいもと角切り野菜のコンソメスープ

・フローズンブルーベリーの豆乳スムージー

 

東京里山ごはん200731サルティンボッカ&じゃが芋のトマトグラタン

 

東京里山ごはん200731-2フローズンブルーベリーの豆乳スムージー

 

各メニューの紹介

サルティンボッカ

種から育てたセージの数が揃ってきましたので、一度やってみたかったイタリア料理“サルティンボッカ”にチャレンジしました。

サルティンボッカとは、“口に飛び込む”という意味で、調理して短時間で口に運べるほど手軽な料理ということらしいですが、牛肉や豚肉、鶏肉など(場合によっては白身魚なども)の上に生ハムとセージを乗せる料理のことを指します。

最も良くこの料理が食べられるローマでは、セージと生ハムを肉に巻き、ピンチョスなどで刺す形が一般的なようで、味付けや形態は地域によって様々です。

今回はお弁当のおかずに使いやすい形として、生姜焼き用のような少し厚切りの豚肉のスライスを半分に切る形で作ってみました。

 

セージは楕円の葉の部分だけを摘んで、軽く洗い、水気は切っておきます。

スライスされている豚肉は半分に切り、生ハムはそれにちょうど乗るくらいのサイズ(一般的なサイズであれば1/4くらい)に切ります。

フライパンにオリーブオイルをひき、強火で半分に切った豚肉をさっと焼き、塩胡椒。このあと焼く生ハムの塩味がありますので、薄めでも大丈夫です。

生ハム、ゼージもオリーブオイルでサッと焼き、豚肉の上に乗せれば完成。

香りを出すために、ガーリックオイルをたらし、フェンネルの花を添えています。

セージのさわやかでほろ苦い風味に、生ハムの噛みしめると染み出す旨味と塩味、それに豚肉の脂とボリューム感、手軽ではありますが、それぞれの素材の良さが良い具合にマッチした料理。

見た目も華やかですので、お弁当にはもってこいの一品です(^^)。

 

じゃがいものトマトグラタン

あわせて、イタリアっぽい料理をもう一つ。じゃがいもとトマト、それにチーズをふんだんに使った“有機じゃがいもとローズマリーのトマトグラタン”です。

まずはトマトソースづくりから。

鍋にオリーブオイルと有機ニンニクを入れ香をだしたら、ニンニクは取り出し、トマトの水煮缶とローレルの葉を入れます。

さらに、塩、ハーブソルト、プルーンピューレ、胡椒を入れて、しばらく煮詰めればトマトソースの出来上がり。

有機じゃがいもは、皮をむき、柔らかくなるまで蒸し器で蒸します。

柔らかく蒸したじゃがいもは、木ベラで潰して、ドライローズマリーを入れ、塩で味を整えていきます。

オーブン皿にオリーブオイルをひき、下にはじゃがいも、上にはトマトソース、シュレッドチーズ、モッツァレラチーズを乗せていきます。

230度に余熱したオーブンで12分程焼けば完成。モッツァレラを多めに使いましたので、グラタンの表面にトローっと広がるチーズの感じが、まさに美味しそう。

ベースがじゃがいもですので、形を整えやすく、これもまたお弁当にはピッタリのメニューです。

東京里山ごはん2020/07/01
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コリンキーのハーブサラダ

今日は珍しいサラダに使えるカボチャ、“コリンキー”を薄切りして、サラダにしました。

この玉ねぎのように先が尖って、下が膨らんだ形が一般的なコリンキー。完熟する前に収穫するのでクセが少なく生食しやすいです。

また、皮も柔らかく、通常のカボチャと比べるとすんなりと包丁も入るので、薄切りがしやすのもサラダに適しているポイントですね。

一緒に使用するハーブはルッコラにチャービル。これに、食感の違いや味を楽しめるように茹でたブロッコリーやミニトマト、ケールなど様々な野菜を盛り込んでいます。

コリンキーをサラダにするときは、種とワタを取り除き、薄くスライスして塩もみしてから水洗いして使います。

皮ごと食べても良いですし、少し上品に調理したい場合は剥いてしまっても良いかと思います。

カリッとした食感と鮮やかな色。サラダが一層美味しくなります(^o^)。

 

ブルーベリー豆乳スムージー

先日沢山収穫させていた無農薬のブルーベリー。これを昨日のメロンスムージーと同じ調理方法で、フローズンスムージーにしました。

本日もまた、旬のフルーツを贅沢に使わせていただいています。

ブルーベリーは水で洗って、冷凍庫で2時間ほど冷やしておきます。

果実を冷やしておくことで、氷を使用することなくスムージーを冷たくできますので、濃厚でヒンヤリ美味しいスムージーに仕上がります。

この凍ったブルーベリーを半分は粒のままカップに入れておき、もう半分はハンドブレンダーで潰して豆乳とメイプルシロップと混ぜていきます。

カップにスムージーをいれ、バニラアイスを乗せ、ミントを添えれば、ブルーベリーたっぷりのスムージーが完成。とても贅沢にブルーベリーを味わえる絶品スムージーです(^o^)。美味しい!!

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「東京里山ごはん」とは?

NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。

美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。

この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へも、一食1,000円(税込)でご用意させていただいております。

施設の昼食としてお作りするものですので、①メニューは日替わりで1パターンのみ、②12時半にお食事を提供、③前日午前中までの完全予約制、ではございますが、それでもご希望いただける方は、「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。

※ 記載している内容は投稿時のものです。随時修正を加えてはおりますが、現状と内容が異なる場合もございますので、御了承ください。

ABOUT ME
高井 大輔
横浜市出身、東京都町田市在住。 学生時代に“大学ボランティアセンター”づくりを目指し活動し、卒業後そのままセンターの職員に。大学周辺に福祉施設が不足していることを知り、大学を退職。障害福祉を扱う会社とNPOを設立。現在、施設運営を行いながら、「自ら生きる」をテーマとした生活づくりを実践中。