素材提供:高田様、林様
いつもありがとうございます!
本日の献立
・ローストチキン石窯焼き
・パエリア
・ビーフストロガノフ
・かぼちゃとブロッコリーのチーズ焼き
・紅芯大根とルッコラのマリネサラダ
・グリル野菜(じゃがいも 人参)
・クラムチャウダー
・天草ロール フルーツ添え
各メニューの紹介
石窯ローストチキン
ヨーロッパのクリスマスというとローストビーフなどをはじめとした“牛”や“豚”を使う料理が有名ですが、米国では家畜が不足していた開拓期の時代に食べられていた七面鳥のローストが一般的なクリスマスメニューとなり、今でもその風習が続いています。
日本を始めとしたアジア圏では、七面鳥を食べる文化が無かったため、ニワトリを焼くことが多いようです。ということで、そんな日本のクリスマスの定番料理“ローストチキン”が本日のメインです。
今回は食べやすい鶏もも肉と、クリスマス雰囲気満載の丸鶏との両方を、自作の石窯で焼き上げました。
鶏肉は前の日のうちによく洗って水気をきり、皮目にフォークで数カ所穴をあけたら、バットに並べ、塩をすり込み、ラップをして一晩おきます。
鶏から出てきた水分は、当日キッチンペーパーでしっかりと拭き取り、ハーブソルト、おろしにんにく、胡椒で味をつけ30分ほど置きます。
石窯は温度の高い部分が240℃を超えるくらいまで暖め、火が安定したら、鉄板に鶏肉を並べて焼き始めます。鶏もも肉は皮目を下にして一度しっかりと火を通しておきます。
もも肉の赤い部分が見えなくなるくらい焼けたら、ひっくり返し皮目を上にし、オリーブオイルをぬります。
窯は場所によって温度が全く違いますので、ローテーションさせながら、合間にオリーブオイルを塗り直します。丸鶏からは肉汁も出ますので、それをかけるのも良いです。こんがりと焼き色がつくまで焼ければ完成。
約1時間程かけてじっくりと焼いたローストチキン。石窯の遠赤外線による熱は、外を焦がすことなく肉の内部までじっくりと伝わっていくので、美味しさそのままフワッと仕上ります。
丁寧に肉汁を回しかけることで外はパリッと香ばしく焼き上がり、噛むと中から一気に肉汁が溢れます。肉の美味しさそのままに楽しめる贅沢なクリスマスの一品となりました。
パエリア
スペインの伝統料理“パエリア”。魚介や野菜などの食材とともにその美味しさたっぷりのスープで米を炊き込む、世界的に有名な料理です。
サフランで黄色く着色するのが一般的ですが、先日いつもランチにいらっしゃる高田様から沢山のサフランをいただきましたので、クリスマスメニュー第一弾のブイヤベースに続いて、今回も使わせていただきました(^^)。
厚手の大鍋にオリーブオイルをひき、ニンニクのみじん切りひとかけ分。粗みじん切りにした玉ねぎ1個分、セロリ1本分、白ワイン大さじ2を入れよく炒めたら、タイ米4合を入れてさらに炒めます。
水1150ml ブイヨン大さじ1、塩小さじ1、サフラン20本、ターメリック少々、殻付きあさり20個、甘エビ20本を入れ、沸騰するまで待ち、蓋をして12分弱火で炊き、10分蒸らします。
蓋を開けて水気を飛ばし、別に炒めたピーマンを上から散らせば完成。
通常米1合につき水300mlのところを、今回は冷凍エビを使用したため、少し控えめにして炊きましたが、ちょうどよい具合に仕上がりました。
サフランの香りがしっかりと立ち、ふんだんに使用した魚介から出る旨味とともに、本当に美味しく食べられます。
見た目も色鮮やかで、イベントにはもってこいのご飯メニューです。材料が揃えば比較的作るのも難しくはありませんので、パーティーなどの際には是非お試しください(^o^)。
クラムチャウダー
二枚貝(クラム)を大鍋(チャウダー)で煮込むスープがその名の通り“クラムチャウダー”。
実はトマト風味の赤いクラムチャウダーなども地域によってはあるようですが、日本のクラムチャウダーといえば、寒い冬に飲みたくなる、濃厚でクリーミーなこの白いスープです。
厚手の鍋に、バターをいれ、5㎜角に切った玉ねぎ、人参各1本分とじゃがいも5個分を、よく炒め、むきあさりと白ワイン大さじ3を入れ蒸し煮にします。
その中に小麦粉大さじ4を少しずつ入れ、水600mlとブイヨン大さじ1弱を入れ、煮込みます。仕上げに豆乳800mlを入れれば完成。
牛乳を使うことが多いクラムチャウダーですが、豆乳を使うことでしっかりとクリーミーさももちながら、しつこくなく程よくさっぱりした味わいに仕上りました。
あさりの旨味がよくスープに染み出し、ホクホクのじゃが芋、甘味の効いた玉ねぎとともにとても美味しく飲めます。
「東京里山ごはん」とは?
NPO法人プラナスで施設利用者向けにつくるごはんを私たちは「里山ごはん」と呼んでいます。
美味しいことはもちろん、自分たちを含め身近な人たちが育てた旬の素材を使うことで、安全安心で、何より「生きている実感」を感じられる食事を提供し、里山で過ごす時間が、それぞれの豊かな生活の支えになればという思いが込められています。
この「里山ごはん」、施設利用者や職員の昼食としてつくっているものですが、その他のご希望される方へも、一食1,000円(税込)でご用意させていただいております。
施設の昼食としてお作りするものですので、①メニューは日替わりで1パターンのみ、②12時半にお食事を提供、③前日午前中までの完全予約制、ではございますが、それでもご希望いただける方は、「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。
※ 記載している内容は投稿時のものです。随時修正を加えてはおりますが、現状と内容が異なる場合もございますので、御了承ください。