里山の手しごと

【里山の手しごと】秋の味覚“いちじく”の美味しさを長く楽しむためのレシピ #5イチジクジャムを作る

無花果(イチジク)

嬉しい効果も様々なイチジク

イチジクは鎖国の時代にポルトガルから天草に運ばれてきてから、日本国内でも食べられるようになったと言われています。

イチジクは「無花果」と書かれますが、これは花を咲かせずに実をつけるように見えることから付けられた中国からの漢字です。

アンチエイジング効果が期待できるアントシアニンや、腸内環境を整える効果があるペクチンを豊富に含んでいますので、身体にも嬉しい効果が沢山の果物でもあり、古代ローマでは「不老不死の果実」とも呼びれていたそうです。

またこのイチジクが持つ豊富なペクチンに「熱」「砂糖」「酸」が加わることでとろみを生み出すことから、ジャムにするのに適した果物でもあります。

 

イチジクを収穫する

収穫のタイミング

イチジクは関東あたりですと9月下旬から10月中旬頃が収穫時期かと思われますので、今の時期ですとちょうど熟した沢山の実が木になっている頃かと思います。

緑の部分が無くなり、実全体が赤褐色になってきたら収穫のタイミングです。イチジクは収穫後に追熟しないので、しっかりと熟してから収穫するのがポイントです。

一方、実が割れたまま木にならしておくと、すぐに虫の住処となってしまうので、タイミングを逃してしまっても食べられなくなってしまいます。

収穫時にあると良いもの

高枝切りバサミ

イチジクの木は選定せずそのまま育てると、一般的なもので3mくらいまでにもなりますので、高い位置になった実を取るのに、高枝切りバサミがあると良いかと思います。

実自体は、手で簡単にもぎ取れますので、低い位置のものを取る場合はハサミなどは特に必要ではありません。

ビニール手袋

イチジクの実はもぎ取った断面から白い液が滲み出てきます。これにはタンパク質分解酵素が含まれており、肌に触れると皮膚のタンパク質を分解することから、痒みが出ることがあります。そのため、ビニール手袋などを身に着けて収穫するのが良いかもしれません。

なお、皮膚についてしまった場合、時間が経つとベトベトして水ではなかなか落ちなくなりますが、お湯で拭き取るか、油で溶かせるので、油を含ませたペーパーなどでこするとキレイに取ることができます。

 

イチジクジャムの作り方

イチジクは前述の通り、豊富なペクチンを持っていますので、シンプルな材料で作ることができます。以下は農園で作る際のレシピですが、好みによって量を変えていただければと思います。

・イチジク 200グラム

・砂糖 60グラム

・レモン汁 大さじ1/2杯

イチジクの皮には毒性もなく、むしろ栄養分が多く含まれていますので、ジャムを作る際は皮ごと調理します。皮をつけたままにすることで最終的な出来上がりも少し濃い目のキレイな赤色になります。

収穫したイチジクはよく洗い、水気を切ったら、上のヘタ部分を切り落とし、皮ごと4等分に。そのまま砂糖、レモン汁につけます。

砂糖とレモン汁の中で10分ほど置いたら、そのまま火にかけて、中火で20分。アクを丁寧に取り除きながら煮詰めていくと、トロトロのジャムが出来上がります。

最後に皮が残りますので、ハンドミキサーで皮を細かくしてあげれば、なめらかな美味しいジャムの完成です。

ジャムは冷めると固まりますので、少し柔らかいかなというくらいでも、冷めるとしっかりとした出来上がりになります。

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ABOUT ME
高井 大輔
横浜市出身、東京都町田市在住。 学生時代に“大学ボランティアセンター”づくりを目指し活動し、卒業後そのままセンターの職員に。大学周辺に福祉施設が不足していることを知り、大学を退職。障害福祉を扱う会社とNPOを設立。現在、施設運営を行いながら、「自ら生きる」をテーマとした生活づくりを実践中。